本日(10/23)の読売新聞に、青空文庫を例に上げて、著作権が50年→70年になった場合に関して書かれていました。
すなわち、著作権が50年の場合の小説等の著作権が切れる時期ですが、
2015年:江戸川乱歩(1894〜1965)・谷崎潤一郎(1886〜1965)
2017年:山本周五郎(1903〜1967)
2020年:三島由紀夫(1925〜1970)
2021年:志賀直哉(1883〜1971)
2022年:川端康成(1899〜1972)
これが2017年から70年になると、江戸川乱歩や谷崎潤一郎の小説はパブリック・ドメインのままですが、山本周五郎・三島由紀夫・志賀直哉・川端康成等は、2037年以降になると言う訳です。
すなわち、例えば、2017年に施行された場合、2016年までに著作権が切れたものは切れたままで、パブリックドメイン状態もそのままですが、2017年に切れる筈だったものは著作権が20年間、延びると言うものです。
これをレコードに当てはめた場合、録音ですから著作権ではなく、著作隣接権ですが、1966年までに発売された録音、すなわち、カラヤンの意気盛んな頃の録音はパブリックドメインになるが、それ以降のもののパブリックドメインになるのは2037年になると言う訳です。また、今までに切れたものはパブリックドメインのままと言う訳です。
と言う訳で、パブリックドメインってヒストリカルと思っている私には思ったよりも影響は少ないのではと思っています。
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