シューリヒト掲示板発言 1250−1201(2005年−2004年)

RE:残念なお知らせ  投稿者: toshiharu  投稿日: 3月12日(土)21時00分32秒

あれれ、それは残念ですね。国内盤はここしばらく出ていないので、海外盤しかない状態なのですけどねぇ。

まぁ、一休み、と思いたいですね。
編集済

RE:残念なお知らせ  投稿者: なべ  投稿日: 3月12日(土)09時52分33秒

コンサートホール音源の件、残念ですね。とはいえ、これは未入手の方であっても、何らかの方法で手に入る可能性のある音源ですから、まあよしとしましょう。それよりも、ヘンスラーが本当に息切れしているのであれば、問題ですね。TAHRAから北ドイツ放送交響楽団の音源が出ていましたが、これがシリーズ化するかどうかも、気になるところですが。

残念なお知らせ。  投稿者: KURO  投稿日: 3月10日(木)20時57分35秒

SCRIBENDUMから独立したレーベルによるシューリヒト/コンサート・ホール・ソサエティ音源集が発売中止となったようです。ちょっと期待していただけにガッカりしてしまいました。
なお、新たにSILVER OAK AGESという新レーベルからブラームス:交響曲第3番だけは出るようですけれど。(ちなみに併録はブラームス:第4番とのこと)
最近はヘンスラーも息切れしてきたようですし、なんだかちょっとシューリヒトに関するCDは停滞気味のような感じですね。(まだまだ貴重な音源を多く持ってるはずなので、ヘンスラーにはしっかり頑張ってほしいところですが・・・)
まずはご一報まで。

RE:ブルックナー第3番  投稿者: なべ  投稿日: 3月 8日(火)15時01分23秒

 テンシュテット・BRSOの方だけは、昔の海賊版で聴いた事があります。BRSOはオケだけ聴くと、上品にキッチリまとめる様にも思えるのですが、実際にはクーベリック・コンドラシン・テンシュテットの様にライブで燃える指揮者の相性が非常によいですね。特に、このテンシュテットの演奏は、いくら燃え上がってもけしてバランスが破綻せず、それにも関わらずスケールの大きさは損なわれないという、かなり理想的な演奏であると思います。正規版で音が良くなっているはずですから、ふところぐあいと相談の上で購入したいですね。

ブルックナー第3番  投稿者: KURO  投稿日: 3月 7日(月)21時12分10秒

みなさん、こんにちは。
福岡の方は今日あたり3月らしい日和となった感じです。

さて、最近の新譜でテンシュテット/バイエルン放送響によるものとブロムシュテット/ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管によるものと二種類のブルックナー第3番を聴き比べる機会を得ました。
まさに同じ曲かと思われるほどに違っていたので驚きました。

テンシュテットのほうは予想通り、これでもかこれでもかとダイナミックに音を鳴らしている感じで、まるで巨大な建造物を仰ぎ見るかのような・・・それに反してブロムシュテットのほうはというと、ほんとうに渋い音楽作りをしていて、まるでマーラーの曲を聴いているかのような錯覚すら覚えました。もちろん版も違うこともあるのでしょうが、同曲でここまで雰囲気が異なってしまうのはブルックナーだからこそとも言えるのかもしれません。

そういえばこの第3番にはシューリヒト/ウィーン・フィルの名盤(PREISERレーベル)もありましたね。いずれにせよ、ブルックナーの面白さをまた一つ発見した気がしました。

すいません、シューリヒトの話でなくて。

Re 帝国放送  投稿者: 信一  投稿日: 3月 4日(金)16時11分41秒

なべさま
詳しい説明ありがとうございます。1942年の10月録音が最古ですか!とするとフィガロが残っている可能性はきわめて低いですね。残念です。

こんにちわ(^0^)  投稿者: 梅華村塾  投稿日: 3月 3日(木)15時00分25秒

こんにちわ(^0^)>なべ様
私、1月28日に最初の書き込みを致しまして、なべ様からご挨拶いただいておりますよ。(^^;ポリポリ
本当に亀レスで申し訳ございません。m(__)m
今後とも宜しくお願い申し上げます。

RE:はじめまして  投稿者: なべ  投稿日: 3月 3日(木)11時33分38秒

梅華村塾さま
 こんにちは(に変更します)。確かに「それでも言いたい方はお好きなように」という事ですね。ある演奏家の行動に関して、不愉快さを感じて、聴きたくないというのは個人の勝手です。ただ、その事を声高に叫んだり、他人に同調を求めたりする人には、「あなたがあの時代にいたら何が出来たんですか」と言ってあげたくなります。

 今後ともよろしくお願いいたします。
編集済

はじめまして>楽古堂様  投稿者: 梅華村塾  投稿日: 3月 3日(木)00時29分20秒

亀レスで申し訳ありません。
アマゾンのレビューで貴兄のレビューはよくお見かけしております。
同じ茨城県の方のようですね。
私は今年の2月で46歳なりました。
ハンドルネームはご推察通り、松下村塾からもじったものです。
これから、メールマガジンを発行すべく準備中でございます。

第2次世界大戦中のことで話題が盛り上がっておられますね。(^0^)
私もシューリヒトの壮年期の演奏には興味あります。
彼も最晩年、特に1965年になりますと、オケの統率力があきらかに落ちて、造形の厳しさが
失われ、通して聴くのがつらいものが多くなります。
50代にベルリン・フィルを振ったものも発売されるようになりましたが、いかんせん、音質が悪くて、所有していようかどうか迷っております。
私は誰がナチの下で演奏していたかどうかなんてまったく問題にしません。
芸術家として立派な演奏を残してくれればけっこうです。
そんなこと気にしてたらメンゲルベルクのマタイ受難曲とか楽しめなくなりますからね。
それでも言いたい方はお好きなように、って感じですね。

帝国放送  投稿者: なべ  投稿日: 3月 2日(水)20時28分24秒

 マグネットフォンは、元々は国防軍対外情報部(ウィルヘルム・カナリス部長)が開発した諜報兵器の一つで、これが民生用に帝国放送に移管されたのは1941年度以降と考えられています。具体的には盗聴録音する際に、4・5分ごとに盤面を替えなくてはならない78回転盤を用いていると、盤面を替える毎に雑音が入り、盗聴している事がばれてしまうので、それを防ぐために開発されたといわれています。また、総統閣下がAという都市にいる際に、それを敵に認識させないためにBという都市の放送局からマグネットフォン録音による総統の演説を流して擬装する、というやりかたも採られたそうです。一方、民生用として移管された帝国放送局では何段階かの改良が加えられ、大戦末期にはヘルムート・クリューガーのチームによってステレオ録音も可能なタイプすら開発されます(カラヤンやギーゼキングの録音などが発売されています)。
 さて、現存する最古のマグネットフォン録音は、たしかフルトヴェングラー・BPOのブルックナー第五番(1942年10月)だったと思います。マグネットフォンの携帯型が存在したのか、またそれがフランクフルトに配備されていたのかに関しては分かりかねますが、BPOの様にホールから放送局まで電話回線を通して中継して録音するのであれば、フランクフルトでも録音可能であったかもしれません。なお、マグネットフォン開発以前の帝国放送局の録音としては、例えばフルトヴェングラーの自作自演(ピアノとオーケストラのための交響的協奏曲)のライブ録音(1939年1月)などが残されており、桧山浩介さんの解説によればマグネットフォン導入以前の帝国放送は78回転盤(この曲の場合は18面も使っているそうです)に録音していたということです。ただし、これらはどういうわけか旧東ドイツのアルヒーフから発見されたそうで、そうしたところから新たな録音が発見される可能性も皆無ではないみたいです。
 おそらく、統一後のドイツラジオのアルヒーフを悉皆調査すれば、5や10の未発見録音は、たやすく発見できると思います。アルタスあたりにお願い出来ませんかねえ…
編集済

想像ですが  投稿者: 信一  投稿日: 3月 2日(水)19時24分38秒

WIESBADENでのフィガロがワイヤー録音された可能性は極めて高いと考えます。1942年、ロシア戦線の影響で華やかな催しは控えられていた時に、特別に行われた公演だったようですから。。。これも想像ですが、地理的に考えて録音はフランクフルト放送でしょう。1942年には持ち出し可能なワイヤー録音機をナチスは持っていたはずで、録音はワイヤーであったと思います。
ただ、見つけ出される可能性となると….正確には覚えていませんがシューリヒトはフランクフルト放送の常任をしていたことがあるはずです。思い出しましたが、マルタ夫人と出会ったのもフランクフルトで放送用の演奏をしていた時だったそうです。
ところが、このフランクフルト放送、正確には帝国放送の戦前の録音がシューリヒトに限らず発掘された例を知りません。考えたくないのですが、もしかしたら、灰燼に帰してしまったのでは。。。。
そうでない事を祈るのですが…

ところでALTUSはどうしたのでしょう?あれで終わりなんでしょうか?もうちょっと頑張って欲しいな、大曲ばかりでなく前座のモーツァルトや序曲集を集めても魅力的なCDを構成できると思うのですが。

RE:ハーケンクロイツ?  投稿者: なべ  投稿日: 3月 2日(水)15時52分50秒

>彼がナチズムとは無縁であったことは明白であって、
>人間的な意味でも音楽的な意味でも考慮するに値する出来事だとは考えていません。
まったく、おっしゃる通りです。
ただ、戦後しばらくは「ハーケンクロイツ」と一緒に写っている写真があるというだけで
弾劾されかねない状況だったのではないかと思います。
かなり、恐ろしい時代ですね。

「WIESBADENでの録音」となると、管轄はどこの放送局になるのでしょうか。
また、現在のどのオーケストラが音源の権利を持っているのでしょうか。
ただ、録音が残されていても、マグネットフォン方式ではなく、SP録音でしょうから、フィガロのような長い曲の全曲が途切れなく録音されている可能性は、残念ながら高くないようにも思います。

私も「壮年期のシューリヒト」の演奏(特にライブ)を聞きたいという欲求は強いです。戦時中のベルリンなどに客演した際の録音が残されていないものでしょうかね? あるいは、テレフンケン録音の中に大量に存在するとされる「演奏者不詳」録音のいくつかが、実はシューリヒトの指揮であったという可能性もありえます。
編集済

ハーケンクロイツ?  投稿者: 信一  投稿日: 3月 2日(水)12時53分19秒

個人的には、あの”ぼろきれ”の下でシューリヒトが指揮したことに就いて何ら特別な感想も持ちません。シューリヒトがナイやギーゼキングのように完全なナチであったなら別ですが、彼がナチズムとは無縁であったことは明白であって、人間的な意味でも音楽的な意味(あたりまえですが)でも考慮するに値する出来事だとは考えていません。
あの写真で僕が興味深いのは、彼が長きにわたって指揮をした本拠地での現状唯一の写真であること。それと25年も前にWIESBADENを訪れた際、入り口にシューリヒトの胸像が置かれていたホールを訪れたことがあるのですが、そのホールがこの写真によって本拠地だったことが確認できたこと、、、、です。
戦前の録音では、ドレスデンフィルを指揮した一枚が僕にとって最重要の資料です。ただ、もし、WIESBADENでの録音が残っていたら….(”フィガロ”は特別な公演だった様で録音が残された可能性が高いのですが)壮年期のシューリヒトのすごさをさらに認識できると思うのですが.…

RE:マルタ夫人の思い出  投稿者: 修理人  投稿日: 3月 2日(水)00時04分14秒

なべさま

こんばんは。

>これは、CDの解説には入っていないのでしょうか?
今見たら、独・英・仏語で入っていますね。

RE:マルタ夫人の思い出  投稿者: なべ  投稿日: 3月 1日(火)10時44分25秒

これは、CDの解説には入っていないのでしょうか?

輸入盤ですと、こういう部分の翻訳がないので、欲求不満になります。かつてドイツ語を第二外国語にしていたのですが、もっと真面目にやっておけばと後悔しきりです。今となっては、「これはドイツ語だ」・「これはドイツ語ではない」という程度の区別しかつかない状況です。

RE:最近見つけたサイト  投稿者: なべ  投稿日: 3月 1日(火)10時41分9秒

>演奏の評価に演奏された状況を重ねる必要はありませんが、
>しかし、全く無視して聞くのも問題でしょう。
 ここが非常に難しいところですね。「ハーケンクロイツの旗の下で指揮をしている」事を非難し始めたらきりがないです。クナッパーツブッシュなどなら場合によっては「あのボロ布をはずせ」くらいの事は言いかねないですが、普通の人は一々そういう事は言いませんね。
 ですが、こうした時代状況が演奏家に与えた影響はかなり大きなものがあったはずです。特にそうした重圧をひしひしと感じざるをえない立場にあったフルトヴェングラーなどの演奏に見られる信じがたいほどの密度の濃さというものは、間違いなく時代背景と関連していたと思います。シューリヒトの場合、戦時中に関しては良質な録音が残っていないようですので、どういう状況だったのかはっきり確認出来ないかもしれませんが…

RE:最近見つけたサイト  投稿者: toshiharu  投稿日: 2月27日(日)16時28分30秒

信一様

情報をありがとうございます。ドイツ語なのが(正確には、日本語でないのが)残念です。でもハーケンクロイツの旗の下で演奏するシューリヒトというのは、ちょっと驚きです。もちろん、そういう時代なのだ、と言うことはできるでしょうが。

それにしても、シュヴァルツコップとの「フィガロの結婚」、う〜ん、どんな演奏だったんでしょうね。いろいろとシューリヒトの演奏は聴いていても、オペラだけは聴けないんですね。長く活躍した都市での録音があるといいんですけど、どうなんでしょうね。

大きな戦乱のあとで、それ以前の繁栄の時代を知っている音楽家が影響を受けたかどうか、というのは、あまり深入りすると音楽の話が抜け落ちるようにも思いますが、演奏面に影響がないとは言えないように思います。シューリヒトの演奏を年代順に聴いてみるといいかもしれません。

私の持っているCDは第二次大戦後のものが多いですけど、いくつか1940年代のものがあったように思います。印象としては、晩年のものとはかなり違っていたように思います。あるいは、年齢とともに、シューリヒトの演奏も変化していったのかもしれません。このあたりは、なかなか興味深いですね。

ゴルゴ13(続)  投稿者: toshiharu  投稿日: 2月27日(日)10時31分50秒

なべ様

ありがとうございます。ステレオの発明された時期以降ですから、可能性はあります。それにしても、よく調べていますね。

シューリヒトがゴルゴ13に登場すると面白いのですが、まぁ、無理でしょうね。

最近見つけたサイト  投稿者: 信一  投稿日: 2月26日(土)21時38分9秒

下のアドレスにハーケンクロイツの旗の下指揮をしているシューリヒトの写真が載せられています。写真にはハーケンクロイツの下の芸術、KURHAUSで指揮するシューリヒトのコメントがあります。
http://www.wiesbadener-tagblatt.de/region/serie/leben/objekt.php3?artikel_id=940261
また、文章の方には1942年ビースバーデン王立劇場でシュバルツコップをスザンナとした”フィガロの結婚”をシューリヒトが指揮したことが記されています。
また、下のアドレスには、今回のヘンスラーのシリーズに寄せたマルタ夫人の思い出が載せられています。夫人はこれらのコンサートを喜びと同時にわずかに悲しみをもって思い出すと述べています。シューリヒトのシュツットガルトでの最初期のコンサートは、瓦礫のようになった町の粗末な代用ホールで行われたことを思い出したためです。
http://www.swr.de/swr2/faszination-musik/orchester/rso/schurichtedition.html

演奏の評価に演奏された状況を重ねる必要はありませんが、しかし、全く無視して聞くのも問題でしょう。こうして、年代順に彼の録音が手に入るようになって、時代によって変わっていく彼の表現を時代背景の移り変わりから考え直すのもの意義あることかもしれません。

ゴルゴ13  投稿者: なべ  投稿日: 2月26日(土)10時08分20秒

該当するのは「S・F・Z―スフォルツァンド―」(第375話)です。「戦時中のドイツ帝国放送がフルトヴェングラーの演奏をステレオ録音していて、そのテープを戦後押収したロシアから、最近になって横流しされた」という設定で、流出させた人物の狙撃をゴルゴが請け負うという粗筋です(言うまでもなく標的は殺害されました)。バイロイトの関係者が「戦時中のフルトヴェングラー指揮によるマイスタージンガー全曲の録音は本来ステレオ方式で録音されたはずだ」と証言していますので、あり得ない話でもない訳です。もしかしたら、シューリヒトも…
編集済

ゴルゴ13  投稿者: toshiharu  投稿日: 2月25日(金)22時13分16秒

なべ様

思いがけない話題をありがとうございます。

それにしても、フルトヴェングラーのステレオ録音というのは興味深いですね。あるのならば、聞いてみたい、そんな気がします。

それと、この話題が「ゴルゴ13」に登場したのですか。とっても意外な気がします。どんな話だったのでしょうか。

フルトヴェングラーのステレオ録音?  投稿者: なべ  投稿日: 2月23日(水)20時43分27秒

 HMVのHPによれば、一九五四年度ザルツブルグ音楽祭でフルトヴェングラー・VPOの組み合わせで演奏された『魔弾の射手』全曲がTAHRAからCD化されるそうです。正規音源から既にEMIなどがCD化したものを再度発売する訳ですから、何らかの意味があるとは思うのですが、そこで問題となるがHMVによる「アルフレート・クンツ氏が個人的に収録、保管していたテープを元にしている」という説明です。
 かつて桧山浩介氏は「53・4年度のザルツブルク音楽祭の演奏は、クンツという人物の手で76センチ/2チャンネル録音されていた」と指摘されています。当時の標準では38センチ/1チャンネル(だったと思います)なので、クンツ氏のテープという事であれば、音質も良いはずです。しかし、その成果らしきものはかつてロドルフというレーベルから「真正ステレオ録音」と銘打たれて『魔弾の射手』が発売されていたにすぎません。これは私も聴いた事がありますが、ステレオとも自信を持って断言出来ない録音で、現在では手に入りません。
 もしかしたら、フルトヴェングラーのステレオ録音が聴けるのではないかという期待も高まりますが、どうなる事でしょうか。フルトヴェングラーの場合は、シューリヒトと異なり、ステレオ録音が一般化する前に亡くなっているので、ステレオ録音はファンの羨望の的です。戦時中の録音でもステレオ方式の物があるのかどうかという話で、以前ゴルゴ13に取り上げられていた事もありましたが…。
編集済

はじめまして。梅華村塾様。  投稿者: 楽古堂  投稿日: 2月17日(木)08時45分28秒

楽古堂(らっこどう)と申します。よろしくお願い申し上げます。49歳になります。小生もロックが好きです。1970年代までのものですが。キング・クリムゾン、レッド・ツェッペリン、ピンク・フロイド、イエス等々を、気分によって聞き分けています。松下村塾によるネームでしょうか?吉田松蔭は尊敬する人物です。

ダウンロード  投稿者: toshiharu  投稿日: 2月15日(火)16時17分59秒

なべ様

ダウンロードでシューリヒトのライブを購入、というのはいいですね。放送局には音源がたくさんあるはずですから。

「虫の良い妄想」とも言えないような気がします。

RE:SACD  投稿者: なべ  投稿日: 2月13日(日)17時49分18秒

 KUROさまのおっしゃる通り、アナログ録音のSACD化が盛んになってきましたね。ただ、一部には、メディアとしての器が大きくなる事で「これまで見えなかった細部のアラが目立ってくる」という指摘も散見されます。今回のRCA録音のSACD化に関しては、私も(音質・価格ともに)非常な成功であると考えていますが、マスターテープの保存状態も含めた、より細心の扱いが求められる段階に至ったという事でしょう。ちなみに、私には値段が高すぎて手を出していないのですが、ポリドール系から一枚3000円位で出されているシリーズの方はどうなのでしょうか。噂を聞かないので気になっています。
 容量の大きさといえば、先日、AUDITEレーベルから発売されたクーベリック・BRSOの演奏は、編集前の放送局音源までがそのまま納められているという非常に興味深い試みで、演奏自体のすばらしさもさることながら、大容量メディアの利点を生かした良い取り組みであったと思います。
 ただ、技術の進歩の中でSACD自体がそれほど長生きしない、過渡期のメディアである可能性も否定出来ません。たしか日経のコラムだったと思いますが、次世代DVDの覇権争いの一方で、データ配信方式が有力な伏兵として浮上してきている事を指摘する記事がありました。私は持っていないのですが、最近流行のメモリーやハードディスクの携帯プレイヤーをブロードバンドと接続して、データをダウンロードするというスタイルが一般的になる可能性が高いという気がします。
 そういう場合には、以前にもお話が出ました通り、我々が直接フランスの放送局のサーバーに接続して、シューリヒトのブサンソンライブをダウンロードするという夢の様な時代が来るかもしれませんね(少々虫の良い妄想でしょうか)。

SACDの威力。  投稿者: KURO  投稿日: 2月13日(日)12時57分41秒

みなさん、こんにちは。

技術の日進月歩とはよくいったものです。ついこの間ようやくCDショップのコーナーの隅で売られていたSUPER AUDIO CDが、最近では歴史的名盤にまで普及しはじめてきているようです。
もちろん価格的には一般の廉価盤に較べると割高ではあるのですが。
そんな中、RCAのLIVING STEREOシリーズの第2弾が発売されました。しかもこのシリーズ、値段が手頃なので驚きです。それでとりあえずハイフェッツ/シベリウス協奏曲、ライナー/シェエラザードそしてピアティゴルスキー/ドヴォルザーク協奏曲を購入してみました。いずれも既に何度も耳にしてきた名盤なのですが・・・うーん、やっぱり音が違いますね。私はまだ一般のCDプレーヤーしか持ち合わせていないのですが、それでも格段に音質が生き返っているように感じました。

某CDショップの方によると、これまでSACDは最新録音のもの中心だったのが今後は(ゆっくりとしたペースではあるそうなのですが)過去の名演・名録音も順次SACDに移っていくのだそうです。

いやはや、困った状況になりました。

これを幸せと感じるべきか不幸と考えるべきなのか。(経済的なことも十分考慮しないといけませんから)とりあえず、どうしても聞き比べてみたいものだけ買い換えていくことになるのかもしれませんが。(もちろんシューリヒトのものがSACDになったりする可能性も極めて高いと思われるので、そうなったら躊躇なく買い直しますけれども。)

レンタル・ビデオ業界においても、かなりハイペースでDVD化が進んでるようですし。しかもけっこう昔の古い映画なんかも出てたりするんですよね。
いずれこんな調子でCDもSACDにとって変る時代がやってくるのでしょうか。

みなさんはこの状況をどのようにお感じになっておられるのでしょうか。

色々  投稿者: なべ  投稿日: 1月30日(日)21時29分56秒

梅華村塾さま
 こちらこそよろしくお願いいたします。若輩者ですが。
>彼と同時代に生きて生演奏を聴けた人達がうらやましいです。
 私の世代にとって、これは言わないお約束です。
 こんな事を考え出したら、もう眠れぬ夜が続いたあげく…

kiyoさま
>僕としては後半のほうが面白かったです
 実際にオーケストラの皆さんの力が入っていたのは、確かに後半かと思います。
 また、難易度の高さに比べて、成果が高かったのも後半かと思います。
 ただ、この曲はフルネの指揮で何回も聞いているもので、比較をしてしまう訳です。
 全般として、オーケストラの熱気は凄まじかったですし、それを認めない訳ではないのですが…
編集済

はじめましてm(__)m  投稿者: 梅華村塾  投稿日: 1月28日(金)05時18分20秒

皆さん、はじめまして。
このHPに日本版BBSがあるとは、全然気が付きませんでした。(^^;ゞポリポリ
私もクラシックを本格的に聴き始めて30年ぐらいになりますが、カール・シューリヒト指揮の音楽が一番好きです。
当然、所有CDの枚数も他の指揮者を圧倒しております。
フルトヴェングラー、クナッパーツブッシュ、アーベントロート、ムラヴィンスキー、カール・リヒター、メンゲルベルク、ワルター、など曲によってはこれらの指揮者の演奏を多く聴いているというのもありますが、結局帰ってくるのはシューリヒトです。
レコード時代は、彼のレコードを手に入れるのはとても大変でした。
宇野功芳さんのレビューはあっても廃盤が多かったです。
CDの時代になり、1990年代に入って発掘、復刻が続き、嬉しい悲鳴の連続です。
コンスタントにCDを買ってるわけではないので、このHPに載ってる彼の全作品を持ってはいませんが、めぼしいとろころはちゃんと押さえて持ってるつもりです。(^0^)
根暗で苦手なブラームスも彼の指揮なら安心して聴けます。爆
分裂症で神経質なマーラーも苦手なのですが、彼の指揮だと全然別世界です。
私はROCKも好きなので、ROCK聴いたあとのシューリヒト指揮のMOZART、BRUCKNERを聴くのがいつものローテーションになってます。もう絶美ですよね。
癖がありすぎて19世紀的と、一般的には評判の悪いBEETHOVEN SYMPHONY NO 5やBRAHMS SYMPHONY NO1も愛聴してます。
彼の芸術を評して、禅的とか枯淡の味わいとかで、かたずけてしまう人が多いようですが、それは彼の芸術性の1部にしか過ぎず、彼の音楽が持つ造形の厳しさとか、内に秘めた気迫とかとはフルトヴェングラーやクナッパーツブッシュにも劣らないと思います。
とにかく聴くたびに新たな発見があるすごい指揮者です。
彼と同時代に生きて生演奏を聴けた人達がうらやましいです。
録音とライヴとではやっぱり次元が違いますからね。
では、これにて失礼申し上げます。
これから、宜しくお願いします。m(__)m




昨日の演奏会  投稿者: kiyo  投稿日: 1月27日(木)09時44分46秒

僕も聴いてました。実は僕としては後半のほうが面白かったです。フルネを聴けるのは今回が最後かもと毎回思いながらも、そんな心配をよそにいつも元気な姿を見せてくれていたので実際にこうして彼が出てこないとなると愕然としてしまいました。前日の急病ですから普通は間違いなく公演中止でしょうが都響は指揮者なしであんなコントロールの難しい曲をやるという。まぁ確かに練習は直前まで付けてくれたわけだからそこからいくらかでもフルネの香りが残ってくれていればいいけどちょっと間違うと混沌としてしまう曲だけにあまり期待せずに聴きました。やっぱり第3楽章は全体の抑制が効かないから一直線で単調な盛り上がりになり紋切り型の終結になったけれど他の楽章、特に第2楽章なんか本当にしみじみ美しかったなぁ。そこには確かにフルネがいるような気がしました。あんなに美しいのにまず取り上げられないデュカスの交響曲をまた聴けたことをまず幸せに思いました。秋にはまた元気な姿を見せてほしいものです。

今日は…  投稿者: なべ  投稿日: 1月26日(水)22時15分50秒

ジャン・フルネ指揮の演奏会に行ってきました。
が、昨日、容態を崩されて絶対安静との事で、指揮者なしでの挙行と相成りました。前半のピアノ協奏曲はピアニストの伊藤さんの熱演で、まあ良かったのですが、後半がどうも。フルネさんのご回復をお祈りいたします。

RE:はじめまして  投稿者: toshiharu  投稿日: 1月26日(水)20時30分28秒

ひで様

いらっしゃいませ。
そうですね、聞き込むほどに味わいが出てくる、そう言う指揮者がシューリヒトです。深い思索に支えられた演奏は、決して古くならず、いつまでも感動があります。

シューリヒトへの思いを、存分にお聞かせください。

それにしても、去年末からの新盤ラッシュはすごいですね。未だに信じられないです。
編集済

色々  投稿者: なべ  投稿日: 1月25日(火)19時17分44秒
 ひでさま、こんにちは。宇野氏の言う「スケールの大きさ」とは、クナッパーツブッシュの様な間のとりかたなのだと思います。そういう尺度でとらえると、シューリヒトは「スケールが大きくない」という事になってしまうのでしょう。
 KUROさまに教えていただいた、ヘンスラーの第三弾もHMVのホームページにようやく告知がでたと思ったら、「『カール・シューリヒト・コレクション』シリーズは、ヘンスラー・レーベルの都合により、2005年2月1日から値上げとなります。」との事です。まあ、良質な企画ですし、多少の値上げは我慢しましょう。

はじめまして  投稿者: ひで  投稿日: 1月25日(火)03時21分19秒
皆様、はじめまして。初めて投稿させていただきます。シューリヒトの演奏を愛してやまない、ひでと申します。
これほど味わい深く、こくがあり、深みがあり、聴くたびにあらたな発見がある演奏家がほかにいるでしょうか!!!ブルックナーなど、いろいろと他の演奏家で聴きましたが、やはりどうしても最後はシューリヒトに戻ってきてしまいます。クレンペラ−のような巨峰のような演奏も好きですが、何かこう、近寄りがたい気がしてしまう・・・それに比べて、シューリヒトは、常に大きな手を広げて、温かく迎えてくれるような、そんな安心感があるのです。宇野功芳氏も絶賛していますが、一方で「スケールは決して大きくない」とも言っています・・・しかし、私はそうではないと思うのです。確かに、ことさら巨大に見せたり、肩肘はったり、気張ったり、ということはなく、あくまでも等身大で勝負していますが、私はむしろ、そういう背伸びしようとしないところに、逆にシューリヒトのウツワのでかさを感じるんですよね。というか、こんなにふところのデカイ演奏、ほかにあるでしょうか?
昨年ALTUSからいくつか発売されている中では、ブルックナーの8番を愛聴しています。hanslerからも続々と発売されていますね。本当に財布が心配になってしまいますが、まさに、うれしい悲鳴ですね。今度のお休みに頑張ってまとめ買いしようと思っております。

シューマンの交響曲。  投稿者: KURO  投稿日: 1月23日(日)14時28分22秒
今日は一日のんびりした時間が持てたので、ヘンスラーのシューリヒト・コレクションからベートーヴェン第7番とシューマン第2番のカップリングCDを聴いてみました。ベートーヴェンはライヴ録音ということもあってか多少音質が安定していない感じはありますが聴くには問題ないように感じました。この曲で一番好きなのが第2楽章。とてつもなく深遠な淵を覗いているかのような感覚になってしまう、そんな印象を持っているのですが、シューリヒトの演奏はその雰囲気をうまくとらえた秀演だと思います。
もう一曲のシューマンですが。個人的にはこの作曲家の交響曲で好きなのは第1番なのですが、今回この第2番をあらためて聴いてみて、その素晴らしさを再認識させられた気がしました。
特に第3楽章の美しさは比類のないものがあるように思います。もちろんそこには美しさだけではないもっと深い音楽性も秘めているわけですが。
指揮者によってこんなに印象が違うものかと改めて感心させられたひとときでした。

RE:発売日は  投稿者: なべ  投稿日: 1月23日(日)13時06分2秒
>マーラーの第3番もこれまでの既出とは違う初出音源
そうなんですか。凄いです。

発売の枚数・間隔ともに、かなりの大企画であることを示しています。
こうなると、もう、今年は「シューリヒト漬け」になる覚悟が必要ですね。

ただ、全部買った後、ボックスで安く再発売されると、少し悲しいですが…

発売日は。  投稿者: KURO  投稿日: 1月22日(土)21時06分13秒
なべ様へ。
2月28日頃の予定だそうです。もっとも輸入盤のことゆえ、あてにはできませんけれども。
私もハイドンには期待を持っています。なんでもSWRのオリジナルテープから新たにマスタリングとのことです。それとマーラーの第3番もこれまでの既出とは違う初出音源だとか書いてましたけれども。いずれにしても待ち遠しい限りです。

RE:シューリヒト・コレクション第3弾!  投稿者: なべ  投稿日: 1月22日(土)20時51分0秒
いつ出るんでしょうか。
とにかく、私はハイドンに期待しています。
選曲からいくと、地味な曲まで「全部」網羅する意気込みが感じられますね。
まったく、うれしい限りです。

シューリヒト・コレクション第3弾!  投稿者: KURO  投稿日: 1月22日(土)10時42分24秒
みなさん、こんにちは。
いよいよ今年もシューリヒトのシリーズがゾクゾクと出てきそうですね。
HANSSLERによるシリーズの今回のラインナップは・・・

マーラー:交響曲第3番
R・シュトラウス:アルプス交響曲
モーツァルト:交響曲第35番「ハフナー」・第38番「プラハ」・第40番
ハイドン:交響曲第95番・第100番「軍隊」・チェロ協奏曲(チェロ:マイナルディ)
グリーグ:演奏会用序曲「秋に」
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番(ヴァイオリン:シュネーベルガー)
ヘルマン:ヴァイオリン協奏曲(シマー)
フォルクマン:序曲「リチャード3世」 他

といった内容のようです。
シューリヒトの多様な面を窺い知ることができそうなので楽しみです!
まずはご報告まで。

RE:ついにターラが  投稿者: なべ  投稿日: 1月17日(月)17時57分38秒
明けまして、おめでとうございます。
しばらく、忙しかったので、お邪魔できませんでした。

ターラですか。これがシリーズになれば凄いですね。
そろそろ、シューリヒトも、ファンのお財布を心配にさせるほどのブームになったという事でしょうか。

ついにターラが  投稿者: 信一  投稿日: 1月16日(日)09時46分46秒
皆さんこんにちは
ついにターラからシューリヒトが発売されます!!
NDRとのブルックナー第7ですが、なんとインタビュー付。理想から言えばEMIのNDRシリーズで発売された方が購入しやすいのですが、インタビューを付けたりする配慮はターラならではといえるでしょう。
ドイツでのヘンスラーのリリースに対する批評も良好ですし、これで、ヨーロッパ市場でも”計算して売れる指揮者”になったわけです。
もう無理をして、海賊レベルの音源を買わずとも、シューリヒトのCDを音質で好みで企画で”選ぶ”時代になりました。
 なんと言う贅沢だろう!!!

御命日  投稿者: kiyo  投稿日: 1月 7日(金)23時54分13秒

没後38年になりました
今年も数々の名演でさらに私を導いてくれることでしょう
冬の静かできりりと引きしまった夜は
彼の命日に実にふさわしい

特別な日。  投稿者: KURO  投稿日: 1月 6日(木)20時34分6秒

みなさん、あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

本当に昨年末は怒涛の勢いでCDが発売されましたね。

明日は帰宅が夜遅くになるので一日早めにシューリヒトを聴こうと思っています。
ちなみに選んだ曲は、ブラームス第2番。シュトゥットガルトとのセッションの分ですが。

RE:明日は  投稿者: toshiharu  投稿日: 1月 6日(木)13時52分2秒

kiyo様

そう言えば、そうですね。8日ではなくて、7日でした。失礼しました。

Brucknerですか。ちょっと体力がいりそうですね。

明日は  投稿者: kiyo  投稿日: 1月 6日(木)09時44分57秒

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。昨年はここ2年分ぐらいはあるかと思われるほどたくさんのCDが年末に一気に出たので宝物のように大事に聴き進めています。toshiharuさま Schurichtの命日は1月7日だと記憶していますが。僕は新しく出た53年のBruckner sym.8を聴こうと思っています。今から体調を整えておかないといけません。

新年ですね  投稿者: toshiharu  投稿日: 1月 2日(日)20時33分45秒

皆様、管理人のtoshiharuです。

昨年中は熱心な投稿をいただきありがとうございました。特に、年末近くに新盤ラッシュとなり、嬉しい悲鳴を上げました。まさに、シューリヒト・イヤーの開幕といった感じでした。喜ばしい限りです。

さて、毎年のことですが、8日は、特別な日です。今年は何を聞こうかな、と考えたりしています。もしかしたら、思い出のあるリンツ交響曲にするかもしれません。皆様はいかがでしょうか。

今年も相変わらず、よろしくお願い致します。

第九  投稿者: 山々  投稿日: 1月 1日(土)00時53分52秒

あけまして おめでとうございます。
書かずにはいられません。
ヘンスラーの第九すばらしいです。いろいろ言われていたリマスターが良いです。音よりも響きを重視したコンセプトがいいと思います。これによりパリ管よりシューリヒトの演奏スタイルがより明確に表現されてます。音の強弱が幅広くリズムは明確で、聞きやすさではEMIと思いますがコンセプトと意志はこちらの方が強く感じます。コリオランがまた
すばらしい。これより感動的な演奏があったら教えてください。

ありがとうございました  投稿者: なべ  投稿日:12月31日(金)20時01分41秒

今年一年、色々とご教示頂きありがとうございました。
本格的なシューリヒト・イヤー到来の予感を持ちつつ年を越す訳ですが、
シュツットガルトの音源が出尽くしても、
北ドイツ放送・フランス国立放送など順次出てくることを期待しています。

来年も、よろしくお願いいたします。

RE:Beethoven sym.9   投稿者: KURO  投稿日:12月23日(木)13時23分37秒

みなさん、こんにちは。
早いものでもうすぐ今年も晦日を迎えるころとなりました。
この時期、日本国内での「定番」となっているのが「第9」。
今年もいろいろなレーベルから様々な指揮者による演奏が出ました。(特にフルトヴェングラーのものが多かったような気がしています。あと特筆すべきはテンシュテット盤でしょうか)
そういった状況の中で今回ヘンスラーより発売されたシューリヒトの「初出」と銘打たれた演奏。
年末にゆっくり聴こうと思っていましたけれど、他の方々の書き込みを見て我慢しきれず聴いてしまいました。
既に音質のことは各方面からの情報で認知しておりましたので、そのつもりで聴いたためかそれほど抵抗なく音楽を楽しむことができました。(他のCDにおけるリマスターではもっともっと酷いのがありますから、それに較べれば聴きやすい方ではないかと感じたくらいです。)
この演奏に関しての感想としては「このドイツのオケとの演奏ではフランスとのものよりやはり重心が低く第3楽章の心のこもりきった名人芸の極地を行くような即興的な音楽を頂点として終楽章の実に深く厳しい表情といいすばらしい内容」と述べておられるkiyo様とほぼ同じです。
とにかく深い。そうです、ほんとうに言葉では表現できぬくらいに深いのです。
それと併録の「コリオラン」。
これがまたまた素晴らしい演奏です。
今までよく耳にしてきた曲なのに、今回のシューリヒトの演奏を聴いて初めてこの作品の凄さを知った気がしています。(特に最後のあたりで一回テンポがゆっくり流れる箇所など空前絶後の美しさがあると思います。)
とにかく自分にとっては素敵なクリスマス・プレゼントとなりました。

Beethoven sym.9  投稿者: kiyo  投稿日:12月20日(月)01時37分36秒

今回のヘンスラーのシリーズはもうブルックナーも早々と発売になりつい手が出そうになるのを抑えつつじっくり聴き進めています。僕にとって第1回発売の目玉は何といっても初出の第9番でした。しかし初めて耳にしたときあまりのキンキンとした弦の音にプレーヤーが壊れたのかと思ったくらいでした。本来の弦や管の音の肌触りがなく人工的な音に感じて第1楽章をもってそれ以上聴き続けられませんでした。このはもとのテープのせいではなくどうみてもリマスターのせいでしょう。元来ヘンスラーのリマスターはだいたいにおいていくぶん大胆で(よく言えば個性的で)音の拡がりを強くするので耳が疲れることがあるという印象を持っています。このCDはそれがかなり裏目に出たものなのかもしれません。少しいじりすぎだと感じます。ただリマスターについては元のテープの状態を知りもせずあんまり文句いってもしょうがないので僕は自分でイコライザーで調整しつつこの中から聴こえてくる音に集中するようにしています。2度目はあらかじめ心してそうした表面的なものに気をそがれないように音楽そのものの流れに集中するようにしました。そしてその印象としては音としての情報量は1961年だけに決して少なくないこと。そして内容自体は格別にすばらしいこと。Schurichtの9番は僕の耳にしたものでは4種目になりますが内容自体はベストに感じました。スタジオ録音は端正ですが彼ならさらに上を望みたく、最後の1965年のORFとのものは終楽章にいたり大暴れでびっくりしましたが(個人的には好きです)一般的にはかなりな違和感があるものでした。このドイツのオケとの演奏ではフランスとのものよりやはり重心が低く第3楽章の心のこもりきった名人芸の極地を行くような即興的な音楽を頂点として終楽章の実に深く厳しい表情といいすばらしい内容だと思います(Staderもいつもながらすばらしい)。だから一般的には音質の問題からお勧めできませんが彼の芸術を愛する人には是非聞いてほしい名演と思います。また他の演奏も聴いた順に感想を書いていきたいと思います。

休眠のお知らせ  投稿者: 楽古堂  投稿日:12月17日(金)12時28分44秒

皆様へ。予備校の仕事が、年度末で多忙な時期に突入します。来年の二月まで、ネットの活動が、休眠状態になります。お世話になりました。今年は、公私共にいろいろと有りすぎました。疲れました。2005年は、穏やかであれと祈っています。よい年をおむかえください。

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