シューリヒト掲示板発言 1550−1501(2007年)

Re:シューリヒトの墓参り  投稿者:信一  投稿日: 1月26日(金)22時14分16秒
  シューリヒトの経歴で理解しがたいのは、どうしてヴィースバーデンに長くとどまっていたのか?という点です。いくつか仮説を立ててみると,,,
1.苦労をともにした母親が住んでいたから。
2.世界恐慌、ナチ、という不安定な時代に経済的なリスクを負いたくなかったから,,,
3.1920年ごろハンブルクフィルの常任に決定して、一度はヴィースバーデンから離れることになったのに、カールムックがアメリカから戻ってきたことで契約を反故にされ、行き場がなくなるところを快く再び迎え入れてくれたことへの恩義
4.指揮を教えてくれたマンシュテットの活動拠点であり、恩師の業績を継ぐような形で市の発展を志していた。
5.持病があって、ヴィースバーデンでの保養が必要だった。

ということでヴィースバーデンの湯質が知りたかったのですが…。

それにしてもゼクトは懐かしい! ドイツでオペラの幕間にゼクトを飲むのは最高の贅沢でした。
それにしてもうらやましい話ですねぇ。
 

Re:シューリヒトの墓参り  投稿者:Thomas-1  投稿日: 1月25日(木)07時19分36秒
  さすがに日本の温泉とは違うので、温泉につかりながらゼクトを呑んでいたわけではありません。誤解のなきよう。
湯質はどうなんでしょうか。硫黄のにおいはしませんでしたが。
あと発砲ワイン→発泡ワインですね。お恥ずかしい。
 

Re:シューリヒトの墓参り  投稿者:信一  投稿日: 1月24日(水)20時23分25秒
  Thomas-1さん

修理人さんに同感。温泉につかってゼクトですか!?おまけにクアハウスで第9とは!!
ため息が出ますね。多分シューリヒトもそういう楽しみを満喫していたのでは!!!
ところでヴィースバーデンのお湯の質は単純泉ですか?それとも硫黄?出来れば知りたいなぁ!!
 

Re:シューリヒトの墓参り  投稿者:修理人  投稿日: 1月22日(月)23時03分7秒
  Thomas-1さん

はじめまして。
>墓参りの後は温泉にゆっくりつかり、ヴィースバーデン名産のゼクト
>(発砲ワイン)を呑み、美しいクアハウスでマーツァル指揮チェコフィルの
>ベートーヴェン第九を聞き、ヴィースバーデンを満喫しました。
なんともうらやましいお話です。いいなあ。
 

シューリヒトの墓参り  投稿者:Thomas-1  投稿日: 1月22日(月)15時37分14秒
  一昨日ヴィースバーデンのシューリヒトの墓に行ってきました。kiyoさんの詳細なご説明のおかげで迷わず行けました...と言いたいところですが、あまりにひっそりとしていて2度ほど気付かずに通り過ぎてしまいました。
細かい指摘ですが、フランクフルトからのS-Bahnの切符があれば、それでそのままバスに乗ることが出来るはずです。帰りはバスの運転手に言えばフランクフルト中央駅(またはフランクフルト空港)までの切符を買うことが出来ます。

墓参りの後は温泉にゆっくりつかり、ヴィースバーデン名産のゼクト(発砲ワイン)を呑み、美しいクアハウスでマーツァル指揮チェコフィルのベートーヴェン第九を聞き、ヴィースバーデンを満喫しました。
 

スイスロマンドの特別配布CD  投稿者:信一  投稿日: 1月20日(土)21時23分37秒
  スイスロマンドの特別配布のCDとしてバッハ、ブラームスを含んだものが発売されているようです。詳しい曲目はわからないのですが、興味深いですね。
http://www.amisosr.ch/pages/actualites_3.html
フランス語なのでどうしたらよいのか皆目わかりませんが、どこかの代理店が輸入してくれないものでしょうか?
 

Brandenburg  投稿者:バッハ好き  投稿日: 1月18日(木)01時21分22秒
  Brandenburg, Zurich,最晩年の録音。パッと聞き、聴き流せるが、聴けば聴くほど奇蹟の演奏。これを聴いたあと、他の演奏をかけると、安っぽくて聴けない。何でこんなことが可能なんだろう?音楽が指揮を超え、アンサンブルを超え、バッハをも超えている?グールドの弾くバッハは同じように音楽がバッハを超えた演奏ですけど、アンサンブルでこんなことを実現するのは奇蹟。Zurichのアンサンブルが演奏していて最高に感動したかもしれない。  

Testament  投稿者:なべ  投稿日: 1月12日(金)22時53分8秒
  以前、国内版でも出ていた、EMIのステレオ録音の第九を出すそうです。
テスタメントは、もっと色々発掘して欲しいものです。
 

国連コンサート聞きました  投稿者:lamorri  投稿日: 1月12日(金)18時08分47秒
  1月8日にやっと入手できました。若干のアンバランスは感じるものの、想像以上に良い音質で、少なくともシューリヒトの意図することろは理解することができました。ハフナーは、ウィーンフィルとの英デッカ盤より、即興的で、その自在な芸風がより強調された印象でした。7番は、まあ期待通り程度でしたが、最後のアンコール曲「らしく」演奏されたメンデルスゾーンの名人芸には驚きました。他の録音では平凡な印象の曲なのに、何とも云えない緊張感と、この緊張感の上にバランスした木管と弦の演奏には驚かされました……。このところ、シューリヒトの演奏を聞く度に、art=芸術 という日本語訳に疑問を感じます。  

サプライズ?  投稿者:なべ  投稿日: 1月 8日(月)14時49分12秒    編集済
  期待してしまいますね。
いまのところは、まだシューリヒトへの愛好熱が下火になっていないという事が分かっただけで満足しましょう。
 

あけましておめでとうございます  投稿者:信一  投稿日: 1月 7日(日)19時42分0秒
  修理人さん
サプライズですか!?
新年早々縁起がいいなぁ。
どんなことだろう?
楽しみですね。
 

明けまして。  投稿者:KURO  投稿日: 1月 7日(日)12時48分35秒
  おめでとうございます。

今年もシューリヒトを中心とした話題の提供、おおいに期待しております。
よろしくお願いいたします。
・・・で、新年早々から意味ありげな話が出ていますね。(笑)
「話したいけど、まだ話せない」と聴けばなおさら聴きたくなります。
どうかその機会が一日も早くきますように!
 

明けまして、おめでとうございます  投稿者:修理人  投稿日: 1月 7日(日)00時24分25秒    編集済
  今年も、いろいろなサプライズが待っていることでしょう。
良い年になりますよ、きっと!
話したいけど、まだ話せません、、。m(_ _;)m
 

2007年です。  投稿者:toshiharu  投稿日: 1月 5日(金)11時04分53秒
  ちょっと経ってしまいましたが、新年おめでとうございます。

またシューリヒトの命日が近づいてきました。今年は何を聴こうかな、と思っています。思い切って、ブラームスもいいかな。
 

続 モーツァルト楽譜  投稿者:信一  投稿日:12月23日(土)15時09分13秒
  もうひとつのWIENとのジュピターは1956-12-16でした。訂正いたします。  

続 モーツァルト楽譜  投稿者:信一  投稿日:12月22日(金)00時29分44秒
  資料室のページで所蔵している録音の検索が出来るようになっています。
http://www.mozarteum.at/03_Wissenschaft/03_Wissenschaft_TonFilm_Koechel_List.asp?SID=169640941154126&PAGE=3&sG=105&RSM=11&WN=&Pt=
これによると、WIENとのジュピターは市販されているほかにもうひとつ1955年のものがあり、ベルリンとのプラーハにはザルツブルクでのライブも存在することがわかります。(つまりこの日に演奏されたブルックナーの第7もあるということになります。)
ただ、残念なのは生涯最後の公開演奏が含まれていないことです。
今後寄贈などによってこのライブラリーは増えていくでしょう。こういう形で残されるのは本当に心強いものです。
いつの日かインターネットで検索、視聴が出来るようになれば。。。。
 

Re:モーツァルト楽譜  投稿者:kiyo  投稿日:12月20日(水)10時04分28秒
  !!!これはすばらしい!
驚きました 本当に全部見れる!
なんと幸せなことでしょう
いつでもどこでも楽譜がすぐに検索できるなんて・・
信一様 情報ありがとうございます
これでまた大きな楽しみがうまれました
 

モーツァルト楽譜  投稿者:信一  投稿日:12月20日(水)01時07分6秒
  昨日のニュースでモーツァルトの全作品!!の楽譜がフリーでダウンロードできるとあったので、早速行ってみました。
http://dme.mozarteum.at/mambo/index.php
素晴らしい!! PDFで本当に全作品がダウンロードできます。
最近は老眼が進んで楽譜を追うにもめがねが必要、しかし、なれないのですぐ疲れてしまい眠気が…
本当に困っていたのですが、PDFなら印刷を工夫すれば、大画面での印刷が可能なので、めがねも要らず書き込みも自由。それに主要作品どころか全作品の楽譜がいつでも手に入るということで狂喜しています。
本当にインターネット時代の素晴らしさを実感しました。このモーツァルト財団のHPは今まで知らなかったのですが資料的にも非常に充実しています。それに、日本語でも読める!!
ぜひ、尋ねてください。
 

ヘッセン放送交響楽団  投稿者:kiyo  投稿日:12月14日(木)12時44分41秒
    信一様
 ヘッセンとのブラームス第2番は注文しましたがまだ届いていないので聴いてません。これは初出ですよね。ヘッセン放送のオケは正式名称は今でもヘッセン放送交響楽団のようですが日本ではもちろんのこと欧米のラジオ放送でもほとんどの局でフランクフルト放送交響楽団と呼ばれています。一方、従来日本でケルン放送交響楽団と呼ばれていた楽団は向こうではすべてWDR交響楽団で表現が統一されていますからこれは慣習の問題でしょうかね。不思議なものです。
  それはともかく地理上もヴィースバーデンに至近でシューリヒトともかなり関係が深かったといわれているオケなのに今までほとんど録音が出てきていませんから宝物が潜んでいる可能性は十分にありますね。ブルックナーの第5番もブラームスの第1番もすばらしい名演でしたから。特に後者は確かに滅法すばらしいかったなぁ。あの第1楽章の雄大な恰幅のよさと切れ味と鋭いバランス、第2・第3楽章の暖かく深い響き、終楽章のきわめて独特な表現ながら激しい創造性とドラマに満ちた稀有の解釈。最近聴いていないにもかかわらず鮮明に思い出します。正規版で出してほしい録音の筆頭です。
 

EMI  投稿者:なべ  投稿日:12月14日(木)10時47分30秒
  イギリスEMIグループからの申し出を受けて、東芝は保有する東芝イーエムアイ株式をすべて売却する事になったそうです。今では日本にしかないという、例の足音入りのバイロイト第九のテープなど、色々な音源が本社に戻ることになりそうです。この過程で、何か新しい音源でも見つかればよいのですが。本社の方でも、新しい動きがあることを期待しています。  

RE ヘッセン放送  投稿者:信一  投稿日:12月14日(木)00時35分13秒
  修理人さん
なんとなくが確信もてました。シューリヒトは放送オーケストラに招聘される事が多かったことが幸いして、まだまだいろいろな録音が現れる可能性がありますね。フランクフルトは戦前常任指揮者をしていた頃もあり、なじみの奏者も多かったのではないでしょうか?ブルックナーの第5も名演ですし、バッハの管弦楽組曲も見事です。
注目していい組み合わせですね。
もしかするとブラームスも全曲残っているのでは?いつか、ターラあたりから出てくるかもしれません。
さて、私の最近の願いですが、テスタメントが第9以外のステレオ録音を発見すること!
第9の説明書に思わせぶりな表現がされています。楽しみです。
 

ヘッセン放送  投稿者:修理人  投稿日:12月12日(火)23時10分17秒    編集済
  信一さん

こんばんは。
下のリンクにありますが、ヘッセン放送の楽団がフランクフルト放送交響楽団のようですね。

http://www.ne.jp/asahi/jurassic/page/talk/mahler/rundfunk.htm

 

ブラ1について  投稿者:信一  投稿日:12月12日(火)21時57分41秒
  フランクフルト放響とのブラームスの第1は、VIRTUOSOに付録のようについていた第1楽章しか聞いていないのですが、すごい演奏だと思います。リズム、バランスいずれも超個性的な処理でものすごい充実感があります。
スイスロマンドとの同曲が平凡→珍妙の???だらけの演奏をした人とは到底思えない第1楽章です。全曲聴いてみたい最右翼の演奏です。
この間秋葉原へ行ったら、CD-Rの海賊盤でヘッセン放送響とのブラームスの第2が売られていました。ヘッセンとフランクフルトって同じオーケストラだと思うのですが、どなたかご存知でしたらご教示願いたいと思います。
 

ブラ1について  投稿者:ないとう  投稿日:12月12日(火)14時26分40秒
  ナギーさん、それは、フランクフルト放響との1965年のライブですね?これは、わたしも最高の演奏だと絶賛します。数あるこの曲の最右翼でしょう。これは、10年位前メロドラムから発売され、それをキングが輸入していましたが、今は手に入らないと思います。残念ながら、出だしの音がかすれていたり、全体に音は良くないのですが、ブラームスの情念がこれほどダイレクトに伝わってくる演奏は他にありませんね。終楽章のコーダの繰り返しをカット(解説者はスプライシングミスと書いている)しているのが気になりますが、、、どこかでリマスターしてくれませんかね。  

国連ライブ  投稿者:修理人  投稿日:12月11日(月)17時35分47秒    編集済
  こんばんは。

以前KUROさんが教えてくださったCDが、HMVでアナウンスされています。
http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=1219194
お手ごろな価格ですね。
輸入CD3点買うと25%オフなので、
この国連ライブは役に立つかも。

ちなみに、ヘンスラーのボックスセットも、出ていますね。
http://www.hmv.co.jp/news/newsdetail.asp?newsnum=611160059
 

ブラ1について  投稿者:ナギー  投稿日:11月30日(木)15時27分36秒
  ブラームスの交1については、シューリヒトがNO1です  

ロンドン  投稿者:信一  投稿日:11月25日(土)08時58分14秒
  モントルー音楽祭ではなくブザンソン音楽祭でしたね。訂正します。  

ロンドン  投稿者:信一  投稿日:11月25日(土)00時04分29秒
  ハイドン:交響曲第104番 ’ロンドン’ フランス国立管弦楽団の有名な演奏はモントルー音楽祭のものだったと記憶します。今回の放送のものがシャンゼリゼ劇場のものなら新発見です。
表現は非常に似ていますが、、、、 あとでCDを探して確認してみようと思います。

kiyoさんの”フランスでのライブ演奏は創造的な分、演奏の細部が時に荒い”という意見、私もそう感じていました。ワルターもその傾向があり、ドイツ指揮者とフランス放送Oの相性のようなものがあるのかもしれません。つぼにはまるととんでもない名演になるので目が離せないですね、
 

保存  投稿者:信一  投稿日:11月24日(金)23時50分35秒
  下のHPの中の--専用のダウンロードツールを使って、ストリーミングデータをダウンロードする方法--というのを使うとまったく音を劣化させずにコンピュータにファイルとして保存できます。
http://www2u.biglobe.ne.jp/~y-koba/radio02.htm
2つフリ−ソフトをダウンロードすることが必要ですが、バソコンのサウンドカードの能力が低いあるいはノイジーのときはこの方法をとられたほうがよいです。
 

演奏会の日付  投稿者:kiyo  投稿日:11月24日(金)22時13分47秒
  前述の演奏会の具体的な日付をなんとか聞きとってみると以下のようでした。もしかしたら聞き間違いもあるかと思いますがご容赦を。悲劇的序曲は記載されている年号と違っていますがおそらくこれが正しいと思われます。
1)ブラームス:悲劇的序曲 フランス国立管弦楽団
  1955年2月3日 パリ・シャンゼリゼ劇場
2)ステルツェル:合奏協奏曲 フランス国立管弦楽団
  1959年9月17日 ブザンソン音楽祭
3)ハイドン:交響曲第104番 ’ロンドン’ フランス国立管弦楽団
  1955年日付不詳 パリ・シャンゼリゼ劇場
4)ワーグナー:トリスタンとイゾルデより’前奏曲と愛の死’ フランス国立管弦楽団
  1957年9月9日 ブザンソン音楽祭
5)ブラームス:交響曲第4番 フランス国立管弦楽団
  1959年3月24日 パリ・シャンゼリゼ劇場
 

RE インターネットラジオ  投稿者:なべ  投稿日:11月24日(金)16時50分14秒
  kiyoさま
 翻訳ありがとうございます。
 たしかにブラームスの4番はすごい演奏ですね。

信一さま
 御教示の録音ソフト、早速試してみようと思います。
 

RE インターネットラジオ  投稿者:信一  投稿日:11月24日(金)08時46分25秒
  原因わかりました。REALプレーヤのインストールが必要なんですね。
ところで、著作権にかかわるかどうかわかりませんが、放送中のものを録音するのに
http://www.technocraft.co.jp/av/
のソフトが便利です。フリーの期間は期限付きですが、今回だけなら問題ないでしょう。

それにしても夢のような日々が実現しますね。
 

RE インターネットラジオ  投稿者:信一  投稿日:11月24日(金)07時47分30秒
  修理人さん
素晴らしい情報有難うございます。
ところで、どうも聞き方がわからなくて困っています。どなたか教えていただけませんか?
 

RE:インターネットラジオ 3  投稿者:kiyo  投稿日:11月24日(金)01時43分2秒
  以下の記載ちょっと間違えました。
感想の部分で音質と演奏に驚いたのは4)ではなくて5)です。

追記:
● 4)の演奏もフランス国立管弦楽団です
● この録音はおそらく11月26日までしか聴けないと思われます。聴きたい方はお早めに。
 

RE:インターネットラジオ 2  投稿者:kiyo  投稿日:11月24日(金)01時32分54秒
  修理人さんに教えていただいたフランス国営放送のすべての演奏を通しで聴いてみました。このレートにしては驚異的にすばらしい音質です。フランス語はほんの少ししかわかりませんが聞き取れる範囲では曲目の詳細は以下のようです。すべてフランス国営放送収録のライブ録音です。

1)ブラームス:悲劇的序曲 フランス国立管弦楽団
  1957年 パリ・シャンゼリゼ劇場
2)ステルツェル:合奏協奏曲 フランス国立管弦楽団
  1959年 ブザンソン音楽祭
3)ハイドン:交響曲第104番 ’ロンドン’ フランス国立管弦楽団
  1955年 パリ・シャンゼリゼ劇場
4)ワーグナー:トリスタンとイゾルデより’前奏曲と愛の死’
  1957年 ブザンソン音楽祭
5)ブラームス:交響曲第4番 フランス国立管弦楽団
  1959年 パリ・シャンゼリゼ劇場
※フランス国立放送管弦楽団(ORTF)と言っているようですがこれはのちにフランス国立管弦楽団(ONF)に改称されただけで実質は同じものです。

僕自身は2)の演奏ははじめて耳にしましたがいずれも格別な名演です。特に3)は当然のようにすばらしいものです。シューリヒトの演奏の中でも最も有名なもののひとつでありながら大昔のエラート以来長いこと正規版の発売されないあの演奏です。お聞きになったことのないかたはこれだけでも是非。でも僕が一番驚いたのが実は4)です。おそらくステレオ録音でしょう。こんな音質でははっきりとしたことはいえませんがいままで海賊版で耳にしたのとはまったく質が違います。手探りから激しさを増す第1楽章に続いて、第2楽章のみずみずしいチェロの歌や、輝かしい管楽器の音。第3楽章の凝縮力とフランス独特のトランペットの頭の芯まで突き抜けるようなきらびやかな音。そして第4楽章のひたひたと歌い交わす管楽器のしみじみとした美しさからフィナーレのおそろしいまでに壮絶な激しさ。この録音はおそらくシューリヒトの最上のものを記録しています。シューリヒトの未発表の膨大な音源を所蔵していると思われる最後の砦のフランス国営放送がこうしたものを放送してくれることはとてもありがたいことです。それと同時にこれに目をつけてくれるレコード会社がいないのでしょうかね。ただ僕はぜんぜん気になりませんがフランスでのライブ演奏は創造的な分、演奏の細部が時に荒いのでもしかしたら一般受けしにくいのかもしれませんね。
 

ステレオ化の方法  投稿者:itshowsun  投稿日:11月23日(木)21時09分19秒
   シューリヒトのモノラルCDをステレオ化する方法をホームページで早速公開しました。
 できるだけ早く、そして著作権法に触れない方法でシューリヒト・ファンに知らせたいと思い、少し走りすぎた気がします。しかし、やはりシューリヒトの田園がクリアなステレオ・サウンドでスピーカーから流れたり、ブルックナーの第4や第5、マーラーがステレオで響いたりすると、やはりこれは皆様に聴いて欲しいと思います。そこで、短い期間ですが、これまでのステレオ化の経験を簡単ですがまとめました。コンピュータの使い方に慣れていない人には、ハッキリ言って難しいと思いますが、大きな収穫が得られます。著作権についても私の理解をホームページに載せておきましたので、ステレオ化に挑戦する方はその前に著作権と著作隣接権についてお読みください。私のそれらの権利に対する解釈が間違っていないことを願います。

http://www2.gol.com/users/denno-ikiiki/TMC/index.html

 

RE:インターネットラジオ  投稿者:kiyo  投稿日:11月23日(木)16時19分28秒
  修理人さん情報をありがとうございました。
実はいつもフランス国営放送の放送プログラムをチェックはしているのですがオンデマンド放送があるとは知りませんでした。この数日前のシューリヒトの放送予定もプログラムで見てはいたのですが勝手にCD既発の録音と思い込んで聴いていませんでした。詳細な記載はありませんがよく年代を見てみるとフランス国立管弦楽団とのものばかりのようですね。驚きました。とすれば放送局のアルヒーフの物ということになります。フランス国営放送はデルヴォーやマルケヴィッチとかの録音を自分のアルヒーフから以前も放送していました。このシューリヒトの録音はビットレートが32kbなのにいい処理をしてありますね。France Musiqueは今年から音質が向上したのでじかにエアチェックすれば64kbとさらに高音質で聴くことが出来ます。たしかこれがシューリヒトの放送の第2回目だったと思います。フランス国営放送のもうひとつの局のFrance Vivaceでもたまにシューリヒトの放送をやっていたのでこれから注意してチェックしてみることにします。先日からはついに南ドイツ放送もラジオをネット放送し始めました。シュツットガルトとシューリヒトの音源もかならずやそのうち顔を出すでしょう。楽しみです。放送予定を見つけたら書き込みしてみます。
 

RE:インターネットラジオ  投稿者:なべ  投稿日:11月23日(木)11時56分31秒
  早速聞かせていただきました。シューリヒトのライブらしい、熱気の中に無限のニュアンスが感じられる演奏ですね。
ところで、フランス語が分からないのですが、この演奏はどのオケとのものなのでしょうか?
 

インターネットラジオ  投稿者:修理人  投稿日:11月23日(木)10時02分26秒
  こんにちは。

シューリヒト指揮による演奏が、以下のURLで聴けるようです。
お試しあれ。

http://www.radiofrance.fr/francemusique/em/fil_saisons/emission.php?e_id=34

 

RE:良い音質で聴きたい  投稿者:toshiharu  投稿日:11月22日(水)15時35分47秒
  イシイさん

確かにそうですね。この掲示板でも以前に音質改善法が寄せられたことがあります。私も国連でのライブを最初に聴いたとき、とても聞きづらく思えました。場所が場所なのだから、やむを得ないのかな、と思ったのですが、どうもそうではないようでした。
 

良い音質で聴きたい  投稿者:イシイ  投稿日:11月22日(水)12時03分32秒
  シューリヒトを良い音で聴きたいというのは、多くのファンの夢だと思います。同時代の他の演奏家に比べてもあまり恵まれているとはいえないようですし、レコード会社のCD化にもちっとも誠意が感じられませんし(有名なブル8、ブル9は私は今だにLPを聴いています)。音質改善を試みる人がいるのは当然だと思います。無理な話なのでしょうが、旧コンサートホール盤のあの劣悪な音を何とかする事は無理なのでしょうか?(これはLPの時代から劣悪でしたから無理かな?)例のBOXも大いに期待していたのに前評判程はパッとしなかったし…。  

RE ヘンスラー  投稿者:なべ  投稿日:11月21日(火)18時47分33秒
  信一さま、情報ありがとうございました。
それでは、単発まで待つとしましょう。
ヘンスラーからは、今後も、ぼちぼちと出続けることを期待しています。
 

RE ステレオ化  投稿者:toshiharu  投稿日:11月21日(火)11時51分37秒
  itshowsunさま
みなさま

この掲示板の趣旨についてご了解いただきありがとうございます。
LP譲渡の書き込みについても記しましたように、直接的な金銭授受を伴うものについてはご遠慮いただきたいと思います。

itshowsunさまのケースにつきましては、itshowsunさまの意図を誤解されるような余地があったということだとおもいます。この点にご配慮くだされば、この掲示板に投稿されることになんら支障はないと思います。

itshowsunさまの投稿日:11月21日(火)10時20分35秒の書き込みによってお考えも了解できましたので、この件につきましては、ここで打ち止めとしたいと思います。

itshowsunさまにおかれましては、シューリヒトの録音のステレオ化のすばらしさをこれからもお伝え願いたいと思います。

よろしくお願いいたします。
 

RE ステレオ化  投稿者:itshowsun  投稿日:11月21日(火)10時20分35秒
  バウクさんの言われるように、モノラル録音のステレオ化の方法は公開することを考えています。現在までステレオ化技術を確立することと、できるだけ多くステレオ化することを主眼に置いてきました。作り方の公開に当たっては、ソフトの使い方やステレオ化のための多くの変数の意味とその値の決定などかなりの分量になりそうなこと、コンピュータの上級者のみが対象になることなどの理由で、躊躇しているというのが現状です。自分の中で初心者でも分かりそうな簡単でやさしい説明がまとまったら、ホームページ上で随時公開していきます。
管理人さんやみなさまに嫌な思いを与えたことに関しては誠に残念に思います。ただ、これらのことは、その表現が違和感を与えたとしても、シューリヒトのステレオ化した演奏のよさを皆様に知って欲しいためであったと、ご理解ください。それでは誠に失礼しました。

http://www2.gol.com/users/denno-ikiiki/TMC/index.html

 

RE ステレオ化  投稿者:パウク  投稿日:11月20日(月)22時16分24秒
   私も何か違和感を覚えていた一人です。管理人さんの投稿からも、少しお困りになっているように感じるのは私だけでしょうか?
 「こんなソフトを使って、こんな風に処理をすればシューリヒトの音楽をもっと楽しく聴けますよ」とおっしゃっているなら、著作権の問題もないでしょうし、ここに集っておられる皆さんも感謝こそすれ、嫌な思いをなさることはないと思いますが。
 いえ、皆さんのお気持ちを確かめたわけではありません。私個人の思いですね。失礼しました。
 

RE ステレオ化  投稿者:itshowsun  投稿日:11月20日(月)18時51分45秒
  私のステレオ化は、シューリヒトのモノラル録音をあくまでももっといい音で、そしてできればステレオでと夢見て、始めたものです。この半年、ベートーヴェンの交響曲全集をステレオ化し、音質を改善し続けて、やっと最近現役のステレオと同じ音質を実現できるようになりました。残念ながら、市販されているCDは著作権の問題があり、個人で楽しむ意外が複製はできません。しかし、せっかくステレオ化技術を確立したのに、それを他のシューリヒト・ファンと共有できないのが、私には残念でならないのです。そこでいろいろ考えて思いついたのが、個々のファンに依頼されて、彼個人の目的のために、彼の所有するCDをステレオ化して音楽CDに焼き付けるという、音楽編集工房です。一枚のCDをステレオ化するには、フォーミュラが分かっていて1時間以上かかります。未知のCDでは最低1週間かかります。それでもより良質なシューリヒトの音楽をみんなと共有したいと思っているのです。パリ音楽院の英雄を聴いていただければ、私がなぜこんなにステレオ化を薦めているのかお分かりになるでしょう。もちろん、これがEMIやフィリップス、キングにいつか通じることを最後には願っています。アマチュアの私にできることであるなら、その気になればプロの彼らに簡単にできるとおもいますから。

http://www2.gol.com/users/denno-ikiiki/TMC/index.html

 

RE ヘンスラー  投稿者:信一  投稿日:11月19日(日)17時26分37秒
  なべ様
ヘンスラーのHPによればマーラーの第2とハイドン86は単発の発売が予定されているようです。
BOXが発売されたことで、一応の区切りがついたように見られるのですが、まだまだ音源は残っているので、新しいシリーズの開始が待たれますね。Rシュトラウスやベートーベンなどわかっている音源だけでも未発売のものが多く、いつか満を持して出てくれると信じます。
 

音質  投稿者:信一  投稿日:11月19日(日)11時50分15秒
  今年に入って、再生環境が激変して、喜んだり当惑したりと、いろいろ忙しいのですが、そこで思うのは、何がいったい”正しい再生”なんだろうということです。昔は手に入る音源(ソフト)が限られていたので、再生装置の忠実度をあげることが単純かつ正しい音への道と思っていました。
ただ、このところ同じ音源をいろいろなレーベルが音質改善と称していろいろ弄くって発売しているものを入手したり、”させられて”いると、受け手である私たち鑑賞者も積極的に”改善”してもいいのじゃないかと思い始めました。
itshowsunさんの試みもその一環のものと信じたいですし、そうでなくてはこの掲示板の趣旨とは外れてしまうでしょう。
コンピュータの進歩とソフトの進歩によって、個人でも簡単にかつ高度に音を弄くれる時代になりました。私にしても、シューリヒトの音源を192kHzにアップコンバートしてDVDオーディオにしたりして遊んでいます。(作ったものの再生環境がまだなのですが。…)
ただ、こうしたことが”発見”につながったとしても、やはり、きわめて個人的なものにとどめて欲しいと思うのです。
シューリヒトの新たな音源の発売に際し、メーカーが勝手にステレオ化したりノイズリダクトしたり、ピッチ変更したりしたのでは、結果的にそれが聞きやすくなったとしても”それが記録された時代”を共有することが出来なくなってしまいます。
エンターテイメントとして聞くだけであるなら、ステレオでノイズもなくホールトーンも記録されているような”改善盤”も利用価値があると思いますが、ある一人の芸術家の軌跡に立ち会いたいと考えているのなら、やはり最初はストレートに色づけなく復刻されたものが欲しいというのが正直な気持ちです。
今私が敬服しているWEBサイトに往年の名テノールのスレザークを中心にしたHPがあります。
http://slezak.zive.net/~leo/page1.html
ご自分の持っているSPを忠実に再生してMP3にして聞けるようにしているのですが、スレザークに限らず他の演奏家の非常に貴重な音源が丁寧にダイレクトに復刻されています。これをダウンロードしてWAVに変換、CDに焼いて聞くと、市販のものよりはるかに生き生きした音で往年の演奏を聞くことが出来ます。
演奏家の尊厳を保ちつつ公開するという点においてこれ以上のHPを僕は知りません。
願わくば、シューリヒトにおいてもこのようなページが現れることを……
ものぐさな私はただ待つばかりで恐縮なのですが…
 

この掲示板について  投稿者:toshiharu  投稿日:11月18日(土)22時15分24秒
  この掲示板は、シューリヒトについての話題を中心としています。

シューリヒトの音楽、経歴、その他関連した話題を語り合うことを目的としています。

時には、シューリヒト以外の音楽家の話が弾むこともありますが、それはシューリヒトを愛好する人が好む音楽家、と言うことでの話題です。

もちろん、シューリヒトの残した録音をよりよい状態で聴こうとするための情報も貴重なものではありますが、投稿については、あくまでも愛好家の行為の範囲内にとどまるものと考えます。

書き込みをなさるときには、このような点に十分ご配慮下さるようにお願いいたします。
 

itshowsunさん、  投稿者:シューリヒトfan  投稿日:11月18日(土)15時42分39秒
  ここは

「ドイツの名指揮者カール・シューリヒトの音楽を愛好する人のための掲示板です。」

個人的な商売広告はいかがなものかと。前からずっと思ってました。
 

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