シューリヒト掲示板発言　１６００－１５５１（２００７年）

RE　ＭＥＭＯＲＩＳの功罪 投稿者：信一投稿日：2007年12月24日(月)17時25分46秒

いろいろな意見が出ていますが、私としては4枚のCDの購入は無念でしかありませんでした。理由としては、 CD品質の悪さ、復刻（レーベル名を変えただけの再発）の安直、値段の高さ（いまどきこのコンセプトで1枚1500円はないでしょう。）ロンドンを聞いて2度と聞く気がしなかったというないとうさんの気持ちがわかります。しかし今度のMEMORIESはそれに輪をかけてデジタル的に汚れた音になっている。シューリヒト最高の名演がこんな姿で売り続けられるのは本当に切ない。問題は、相当昔にアナログからデジタルに変換した音源を流用している点にあります。おそらく当時はDATを使用したのでしょうが、電源等がいい加減でデジタルノイズの影響を受けている。生理的に問題のある音です。私たちはもっと贅沢になっていいのではないでしょうか？正規音源を使用したCDが数多く発売されている今、このようなまがい物をありがたがる時期は過ぎたのではないでしょうか？こういうものが販売されることで正規音源の販売が躊躇されているとしたら！？私にとってこれらの販売は百害あって一利無しといえます。ついでに、かなり以前指摘した高周波ノイズが、未完成とブルックナーの第9にあります。演奏はどれもすばらしい！！フランス放送とのシューマン、以前はそれほどの演奏とは思えなかったが、今回聞き返してその熱気に参ってしまった。でもだからといってこのような”商売”を肯定する気にはなれないのです。

ＭＥＭＯＲＩＳの功罪 投稿者：KURO 投稿日：2007年12月11日(火)13時04分9秒

　　編集済

みなさんのように古いレコードを聴いたことのない自分としては較べようもないことなのですが、確かに思ったほどの音質改善にはなっていないのかもしれません。ですが他のレーベルではなかなか出てこない貴重な録音ですので、それなりの価値はあるのではないかと思います。これは愚見なのかもしれませんが、このＭＥＭＯＲＩＥＳで聴いてもシューリヒトの偉大さはきちんと認識できます。

MEMORIESの功罪他 投稿者：ないとう 投稿日：2007年12月 4日(火)08時34分40秒

まったくminさまの意見に同感です。小生が持っていたのがDisques Refrain盤だったのかどうか、娘に譲ってしまったので今確認できないのですが、その盤の音にひどく失望し、2度と聴く気になれませんでした。おそらくレコードをそのまま音源として利用したのではないか、という印象でした。そして、今回の印象もほぼ同じです。レコードの読み取りも進歩しているのでしょうが、音に生気が感じられませんでした。小生はたまたまエラートのレコードをいまだに持っているのですが、プレーヤーを売り飛ばしてしまって聴けません。こうなったらこの一枚のためだけでも買うしかないか、と考え始めています。

MEMORIESの功罪他 投稿者：min 投稿日：2007年11月28日(水)23時36分9秒

最近シューリヒトのライヴを復刻しているMEMORIESレーベルですが、音質向上を期待しフランス国立放送管との「ロンドン」が入った2枚組みを購入したところ大きな疑問がわいてきました・・・。と言うのも最初聴いたときに「あまりにもDisques Refrain盤と似ている」と感じまして、PCで詳細に調査しましたところ、どうも「この盤はDisques Refrain盤の劣化コピーではないか？」と感じたからです。詳しい点は省きますが、波形編集ソフトで見ますと無音部の長さや位相がほんのわずかに違うだけで、ほぼ同一と言って良い音でした。同じアナログソースから起こしたにしてもここまで似るとは考えられません。さらに相違している点が曲前後の無音部の長さと言うことから、おそらくはあまり読み取り性能の良くないドライブでDisques Refrain盤を読み込み、それをマスターとしてプレスしたのではないかと考えました。それを裏付けるように両盤でエラーテストを行ったところMEMORIES盤の方が読み取りエラーの発生量が多くなっており、C2エラーの発生も確認されました。これではシビアなプレーヤーではクリックノイズが起きるかもしれません・・・。この点についてはHMVのレビューにて、疑問を投げかけるような形で書き込みをいたしましたが、やはり同様の感じ方をされている方もいらっしゃいました（以前レスいただいた信一さまですか？）。小生、このように復刻盤の違いを聴き比べるのは、だいぶ前にフルトヴェングラーで懲りており最近はほとんどしなかったのですが、愛聴している盤なので「すこしでも良い音になっていれば・・・」と思い購入しました。このレーベルは廃盤となっている様々な盤を復刻しているようですが、レーベルの姿勢に大きな疑問を感じます（極論すれば同じソースなら自分でやった方がもっと良い状態に出来ます）。もう買えなくなってしまった盤を積極的に復活させることには、賛成はすれども異議はありませんがこれでは・・・。以上長々と書いてしまいましたが、あくまで私の主観によるものであることをお断りしておきます。 #蛇足ですが、こういった盤は一旦読み取り性能の良いCD-RドライブでPCに保存し、ウォークマンなどを用いてオーディオで再生した方が良い音になりそうです。

シューリヒトへの感謝 投稿者：ないとう 投稿日：2007年11月23日(金)17時49分4秒

４０年近くシューリヒトを聞いてきましたが、彼の演奏に接するたびに生きる喜びを与えられてきました。彼に出会った事は幸運としか言いようがありません。驚くべきは、何度聴いても感動が薄れない事です。もしもシューリヒトに出会わなかったら、と考えると恐ろしくもなります。イシイさまのように繰り返し聴いてもおそらく飽きる事がないとは想像できますが、小生の場合は、もったいなくて逆に出来るだけ聴かないようにしているくらいです。感謝。

毎日聴き続けても飽きない演奏 投稿者：イシイ 投稿日：2007年11月22日(木)14時49分16秒

それにしても毎日毎日聴き続けても飽きない音楽って、本当にあり得るんですね。シューリヒトがフランス国立放送oｒｃｈを指揮した「エロイカ」の事です（仏ディスクモンターニュ）。仕事が忙しくて2，3日聴きそびれると、もう何か食事を抜いた時のような精神的空腹感に襲われます。ちなみに私は年を取ってからは以前ほど他のベートーヴェンは聴かなくなりましたが…。

Re シューリヒトへの感謝 投稿者：min 投稿日：2007年11月18日(日)21時52分25秒

信一さんレスありがとうございます。 > ただ、他の指揮者と異なるのは、どんなときでもこの人の人間性、あるいは音楽への取り組み方に、言葉ではなく演奏を通じて興味を持ち続けた点にあります。まさしく今の自分の想いを代弁していただいたようで驚きました。同じ想いを持つ方がいらっしゃって感激しています。信一さんのレスを読んでいて、ふとフランスの作家で批評家でもあるポール・ヴァレリーが「伝説や偶像抜きの芸術作品」としていくつかの詩や音楽作品を挙げていたことを思い出しました。ヴァレリーは偉大な芸術作品には必ずと言って良いほど伝説的な逸話が付きまとっていること。それが芸術作品を鑑賞する者の審美眼を曇らせると考えていたようです。たとえばフルトヴェングラーの、戦後の楽壇復帰時のライヴなどはフルトヴェングラーの伝記を読んだ者にとっては感動を何倍にも膨らませることかと思いますが、はたしてそれが良いことばかりなのか・・・。私などは実際のレコードを聴く前に、宇野氏や福永氏の批評を読んで期待を膨らませていました。今思えば、変な言い方ですが聴く前から「この演奏は、こんなにも凄い状況下で演奏されたんだから絶対感動するぞ！」と自己催眠を掛けてから聴いたものです。（今でも最も感動的な第5であると思っていますが）私にとってシューリヒトは幸運にも、ある意味未知の指揮者でした。ヴァレリーが無くなったのは確か終戦頃でしたから、ひょっとしたらシューリヒトの演奏を聴いていたかもしれません。そしてもしコメントを残したとしたら、きっと「伝説や偶像抜きの芸術家」と評したかもしれません・・・。これ以上はこの掲示板で書くような内容から外れていってしまう気がしますので、この辺で。最後に・・・ > ”人生、生きていくに値するものがあるんだね” あんまりこういうこと書かないでください。涙もろいんで(^^;;。

Re　シューリヒトへの感謝 投稿者：信一投稿日：2007年11月18日(日)12時11分23秒

minさますばらしい体験談をありがとうございます。自分の体験に照らして、思い当たるところが多く、同感いたしました。 40年近くシューリヒトの演奏を聞き続けているのですが、常に肯定的に聞いてきたかといえばそうではないのです。やはりminさまと同じように、首をかしげたり疑問に思った時期もかなりあります。ただ、他の指揮者と異なるのは、どんなときでもこの人の人間性、あるいは音楽への取り組み方に、言葉ではなく演奏を通じて興味を持ち続けた点にあります。伝記やエピソードを読んで感動したわけでもなく、もちろん実際に会ったわけでもないのに演奏を聴いていると、この人のように音楽にかかわりたい、あるいはそう”生きてみたい”と思ってしまうのです。先日も出張の間隙を利用して、ヴヴェイの夫人のお宅を訪問しました。お留守でしたが、われながら、どうしてここまでこの指揮者にこだわるのだろうと考えてしまいました。いま、minさまの体験談を読んで納得いたしました。シューリヒトの演奏には、聞くものの”心”あるいは”生命力”に”肯定的な意味”を与える何かがあるのだと。。。彼自身の最晩年の言葉を思い出します。 ”人生、生きていくに値するものがあるんだね”

シューリヒトへの感謝 投稿者：min 投稿日：2007年11月18日(日)10時10分1秒

はじめましてminと申します。初めての投稿ですが、いきなり長文で且つ重い内容の書き込み失礼します。シューリヒトをについては約20年ほど前に初めて知り、それなりにディスクを聴いてきたのですが、これまで聴いた範囲では納得できる演奏できない演奏の差が大きく、また細部にわたり（意図が読み取れないような）独自の解釈が耳についてばかりいて、つい最近まで正直なところ無条件に大指揮者とは思えませんでした。 #当時聴いてきたのはDENONのシリーズ、EMIのベートーヴェンやブルックナー、DECCAのハフナーや未完成、ブラームスなどです。私はクラシックを聴き始めた当初からフルトヴェングラーに傾倒し、特にベートーヴェンについては「これこそ望んでいたもの！」と思っていました。つい最近シューリヒトに目覚めるまでは・・・。実は私は2年ほど前から、わが子の死や家族の不幸、仕事の重圧などにより重度の鬱になり、ほとんど音楽自体を聴かなくなってしまいました。よく「音楽による癒し」などと言われますが、人間ほんとうに苦しくなったときは全てに興味を無くし、何も望まなくなってしまうことを身をもって知りました（当時はこのようなことすらも考えられませんでしたが）。抗鬱剤や睡眠薬に頼り何とか生活していましたが、何の喜びも無くただただ無為に日々が過ぎていくだけでした・・・。精神的に辛くなりはじめたときに、最初はフルトヴェングラーのベートーヴェンを聴くことにより何とか心を高揚させ、また辛いことを忘れられるかと思い聴き続けたのですが、フルトヴェングラーを聴いていると、むしろ厭世的な気分になってしまい聴き続けること自体が辛くなってしまいまい、その内音楽を全く聴かなくなってしまいました。そしてつい3週間ほど前、夜眠れずにいたところ、何気なくベッドの横に散乱していたCDを1枚手にとってみました。シューリヒトのザルツブルクでのエロイカでした。特に何も期待せず、ベッドに寝たままウトウトしながらエロイカのトラックを聴きはじめました。冒頭の和音で突然目が覚めました。なんとカラフル！、それでいて心の強さを感じさせる音でしょう！。曲が進むにつれ、これまで眠っていた「音楽を聴く喜び」が少しずつ戻ってきました。そして第一楽章のコーダに至るころには、自分が音楽を聴くことの喜びを感じていることに気付き、なぜか戸惑い（そのときの感情はうまく言い表せません）を感じていました。第二楽章では、今に至った様々な苦しみが音楽に乗って流れて行き、気付くと自然に涙が出ていました。そしてフガートの終わり、ウィンナホルンの朗々たる音を聴いていたら、何かしらこれまで人生の喜び、苦しみなどが綯い交ぜになり胸が強く痛みました。しかし不思議なことに、心が落ち込むわけでもなく、悲しみの中の喜び、喜びのなかの悲しみといった言葉にできない感情が心にあふれていました・・・。第三楽章以降は更に音楽を聞く喜びを強く感じ、第四楽章のコーダの和音が消え入ったとき、なぜか自然に頭を垂れ手を合わせていました。そしてこのような音楽を残してくれたシューリヒトに感謝の気持ちがあふれてきました。この夜を境に、徐々に自分の周り全てが色を取り戻していきました。なんと言ったら良いのでしょう、今までただ過ぎ去っていくだけだった風景に美しさを感じ、妻や子供たちとの何気ない会話、やり取りにも喜びを感じるようになっていきました。それからは毎日、家で、車の中で、会社でこの演奏を繰り返し聴きました。不思議なことに聴くたびに新しい発見があり全く飽きません。おそらく昔、聴いていてわずらわしく感じていた全曲にちりばめられた大技、小技が自然に理解できるようになったのだと思います。そして聴くたびに新しい力をもらっているような気がします。その後抗鬱剤も量もだいぶ減り、気持ちもすっかり前向きになってきました。今ではこれまでの死んでいたような期間が「なんてもったいない、無駄な時間を過ごしていたんだ！」と思うようにまでなってきています。今に至れたのは、家族、病院の先生のサポートによるもので深い感謝の念を禁じえません。しかし、このような変化をもたらしてくれたのはシューリヒトだと思います。そして、自分にとっては真の意味での「人生の名盤」を贈ってくれたシューリヒトに深く感謝しています。振り返って一番不思議に思うのは、なぜ、あの夜、あのときに何も考えず手を伸ばした先にこのCDがあったのか？。（自分のベッドの脇には200～300枚ほどのCDが山積み、散乱していました）そしてなぜそのときに限って聴こうと思ったのか・・・。大げさですが、今では何か運命的なものを感じています。以上、長文の上感情的な投稿失礼いたしました。

ブル６を聴いたことが無いのですが… 投稿者：イシイ 投稿日：2007年11月15日(木)22時03分17秒

シューリヒトのブルックナーといえば3番から9番までいろいろな種類の演奏で楽しむ事が出来本当に幸せを感じていますが、そういえば6番だけはまだ聴いたことがありません。最近は多くのライブが出ていますがそこに6番が無いという事は、シューリヒトは6番をあまり好んでいなかったのでしょうか？確かに大傑作5番と7,8,9，に挟まれて地味で小粒な感じですが、叙情楽章の美しさには参っています。是非是非シューリヒトで聴いて見たいと思っているのですが…。

ファンが多いのですいね・・ 投稿者：ヨコハマ１ 投稿日：2007年11月 4日(日)17時22分40秒

ここ数日、ブルックナーの９番を聞くなかで、シューリヒトに出会いました。シューリヒトの名は以前から文献で知ってましたが、現在もファンが多いので驚きました。すこしずつＣＤを聞いていきたい・・と思いました。「録音」のいいＣＤをお教えください。ＥＭＩのリマスター版はすばらしいと思います。

新譜投稿者：なべ投稿日：2007年11月 4日(日)10時38分10秒

メモリーズから出た２枚組を聴きました。ブラームスのピアノ協奏曲２番は、既出盤（メロドラム）のコピーのようでした。マーラーは、同時に出たアーチペルの方がやや音質良い印象です。アーチペルの方はカップリングも、１９５１年録音にしてはそれなりに聴ける音質で、良い買い物かと思いました。

ブルックナー9番について 投稿者：ヨコハマ１ 投稿日：2007年11月 4日(日)06時42分9秒

バント、チェリダッケ・・・いろいろ、ブルックナー9番を聞いてきましたが、このシューリヒトのウイーンーフィルをふった録音はすばらしい。1960年録音ということで、どんな音がと思いましたが、すばらしい音です。ロンドンのあのアビーロードスタジオでリマスターされたそうです。同種のディスクで「ブル８」があります。

誰か教えて 投稿者：ないとう 投稿日：2007年10月17日(水)15時42分35秒

田舎者様、一枚だけですが、CD-Rで（RARE MOTH RM 443-M)、仏国立とのブルックナーの７番を持っています。１９６３年９月１１日のライブということです。ウィーンフィルやドイツのオケの方がやはりブルックナーらしい響きがするような気がします。彼の演奏の中ではもう一つなのではないでしょうか。

誰か教えて 投稿者：田舎者 投稿日：2007年10月16日(火)23時12分0秒

MozartやBeethovenではフランスのオーケストラでいい演奏を残しているのに、--- 誰も真似できないほどのやりたい放題演奏--- ブルックナーでフランスのオーケストラを振らなかった理由は何？誰か真意知っていたら教えて。べト3ではパリ音楽院とVPOと両方の演奏を聴くことができますが、私はパリ音楽院のほうが好き。VPOは、シューリヒトならもっとやれるのにというフラストレーションが残る。幸いブルックナーではVPOでもそれが無いのだけれど、逆にフランスのオケでやらなかった理由がわからない。

ARCHPEL 投稿者：信一投稿日：2007年10月16日(火)00時32分37秒

ARCHPELからもディースカウの若人とコダーイの管弦楽のための協奏曲、グラズノフのVn協奏曲（両方とも1951年ベルリンフィル）が出るそうです。 MEMORIESのベートーベンは魅力ですが、どちらを買うか？実を言うとMEMORIESの先の４枚を購入しましたが、なべさんの評価と僕の評価は逆で、ちょっと買う気が引いています。とはいえARCHPELもねぇ。いまドイツレクイエムを注文中で、それを聴いてから判断したいと思います。ともあれ、CD-Rで出ていたものをどんどん売り出しそうな気配ですね。

RE:MEMORIESレーベル新譜 投稿者：toshiharu 投稿日：2007年10月14日(日)23時03分3秒

なべ様あれれ。すごいのばかりですね。う～ん、全部買いたいけど、ちょっと無理そう。どうしようかなぁ。

MEMORIESレーベル新譜 投稿者：なべ投稿日：2007年10月14日(日)20時51分27秒

以下のようなものが、今月末に出るそうです。・マーラー：さすらう若人の歌　フィッシャー=ディスカウ(Br) 　録音：1957年9月9日ライヴ（モノラル）・ワーグナー：「トリスタンとイゾルデ」前奏曲と愛の死　録音：1957年9月9日ライヴ（モノラル）・ベートーヴェン：交響曲第５番「運命」　録音：1956年9月23日ライヴ（モノラル) ・ブラームス：ピアノ協奏曲第２番　ロベール・カサドシュ（Ｐ）　録音：1956年9月23日ライヴ（モノラル) 　フランス国立放送管弦楽団　カール・シューリヒト（指揮）

MEMORIESレーベル 投稿者：なべ投稿日：2007年 9月24日(月)16時26分46秒

二組、計四枚の新譜、聞いてみました。どれも年代相応の音質。マスタリングは雑音をほとんど取らず、かなり生々しさが残っています。個人的には好感の持てる音質です。放送局のアルヒーフから直接音取りしたのか、あるいはヨーロッパではこういうテープがアングラで出回っているのか分かりませんが、良い買い物だと思いました。

RE:ないとう様 投稿者：toshiharu 投稿日：2007年 9月 9日(日)23時30分11秒

ないとう様熱のこもった長文をありがとうございます。お仲間との思い出など、興味深く読みました。続編を楽しみにしております。

(無題) 投稿者：ないとう 投稿日：2007年 9月 9日(日)16時32分46秒

初めて投稿するというわけでもないのですが、ここで改めて自己紹介をさせてください。現在54歳のサラリーマンです。どうやら幼児期から父親がＳＰレコードを売っていたこともあってクラシック音楽に親しんでいたようです。おそらくそういう環境がなければクラシック音楽は興味の対象にはならなかったでしょう。また、8歳年上の兄がプレスリーをしばしば聴いていたので、小学校にあがる頃には彼の曲の鼻歌を歌っていた記憶があります。クラシック音楽に興味をもったのはおそらく小学校3年くらいだったろうと思われます。最初のレコードは45回転の17センチ盤で、渡辺暁雄指揮の読売交響楽団でウィリアムテル序曲と舞踏への勧誘だったと思います。これがすばらしい演奏だった（と思い込んでいるだけでしょうが）。小学校高学年の音楽鑑賞の時間では、スケーターズワルツとペールギュントから「朝」に感動していました。前者はオーママンディ・フィラデルフィア、後者はカラヤン・ウィーンフィルを買ってもらいました。この頃には17センチのレコードをよく買ってもらっていたようです。最初のシューリヒトとの出会いは以外にも早く、この頃購入したウィーンフィルとのハフナー。これも17センチ盤でした。このレコードのことはいまだによく覚えています。そのほかの17センチ盤ではセル指揮クリーブランド響のジュピター。これも良く聴いていました。小学校6年になって初めて３０センチのレコードを買ってもらいました。ケルテス・ウィーンの新世界です。これには感動しました。オケの総譜がついており、音楽を聴きながらなんとかついていこうとしていた記憶があります。この３０センチレコードの3枚目が、フルトヴェングラー・ウィーンの英雄だったのです。この英雄をレコード屋さんで視聴させてもらったときのことは鮮明に覚えています。とにかく初めてこの曲を聴いたのですが、この演奏にはきわめて大きな違和感とでもいうようなものを感じました。最初の和音がなんとも空虚に聴こえたのです。しかし、私をこれを購入しました。なにしろレコード屋さんお勧めの定盤だったのですから。しかし、ついにこの違和感はなくなることはありませんでした。そして、後年シューリヒトのパリ盤の英雄をはじめて聴いて、その違和感がこのフルトヴェングラーという指揮者に固有のものであったことがわかったのでした。中学2年の頃だったと思いますが、あのころレコ芸が出版され、私も買いはじめました。その最初のレコ芸に、シューリヒト・ウィーンのブルックナーの3番が追悼盤として広告が出ていたのを覚えています。しかし、ブルックナーも知らないので、まったく興味をもつことはありませんでした。真の意味での最初のシューリヒトはウィーンフィルとのベートーベンの１・２番です。おそらく１７歳くらいだったろうと思います。レコ芸を読んでいれば、宇野巧芳には必ず大きな影響を受けてしまいます。その彼が、あのレコードのジャケットの裏に感動的な文章でフルトヴェングラーと対比させながらシューリヒトを讃えているわけです。さらにはこのシリーズは「不滅の名盤」ですから、名盤には違いない、勢い込んで買ってみたわけですが、残念ながら感動するには至りませんでした。このレコードは大学時代まで埋もれることになったのです。高校時代にようやくブルックナーを少しだけかじり始めました。最初はヨッフム・バイエルンの2番でした。しかし、高校時代にはまだ良く理解していなかったと思います。当時クラシックの好きな友人が数人いましたが、そのうちの一人が持っていたのが、ウィーンフィルとの9番です。彼は口をすっぱくしてそのすばらしさを力説してくれました。そこで私も同盤を購入したのは高校時代も終わる頃だったろうと思います。しかし、ここでもまだシューリヒトのすばらしさがわかっていたと言えるほどでもなかったようです。大学に入ると東京のレコード屋さんにしばしば出かけるようになりました。輸入盤は一枚3000円くらいしていた時代です。御茶ノ水のハーモニーでは、輸入盤の仏パテのベートーベン全集が飾ってありました。お金もない当時、これを購入する決心をしたのは、おそらくある友人の父親が持っていたシューリヒトの日本盤のベートーベン全集を借りたことがきっかけだったのだろうと思います。また、彼の1番のすばらしさを感じられるようになったのもこの頃でしょう。そのベートーベンはこれまで持っていた概念を覆すような劇的なものだったと思います。フルトヴェングラーと完全に決別したのもこの時期でしょう。それからの30年、シューリヒトの地位は、私の中では常に不動の最高ランクとして存在し続けたわけです。昔のことを思うと、たくさんの彼のＣＤが発売され、さらに発掘されているこの環境はほんとうにありがたいと思います。長文になってしまい申し訳ありません。またの機会に続きを書きたいと思います。みなさん、今後ともよろしくお願いします。

ＲＥ：メディチ・マスターズの新譜 投稿者：なべ投稿日：2007年 9月 9日(日)00時17分38秒

KUROさま私も楽しみにしています。特にハイドンの方を。ただ、これでヘンスラーのシリーズの方は、打ち止めである可能性が高まってきましたね。

ＲＥ：メディチ・マスターズの新譜 投稿者：KURO 投稿日：2007年 9月 7日(金)22時05分10秒

なべさん、それは朗報ですね！このレーベル、なかなか丁寧なマスタリングのようなので新譜ではないながら、音質には期待できそうですから。いまから非常に楽しみですね！！

メディチ・マスターズの新譜 投稿者：なべ投稿日：2007年 9月 7日(金)16時57分23秒

前者はＥＭＩのライセンス、後者は先だって出たボックスの分売のようです。いずれも新譜ではありませんが、歓迎すべき事です。・ブルックナー：交響曲第3番ニ短調（1890年版）　ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団　カール・シューリヒト（指揮）　録音時期：1965年12月2-4日（ステレオ）　録音場所：ウィーン、ムジークフェラインザール・ハイドン：交響曲第86番ニ長調 Hob.Ⅰ-86 シュトゥットガルト放送交響楽団　カール・シューリヒト（指揮）　録音時期：1954年5月20日（モノラル）　録音場所：シュトゥッガルト（ライヴ）

続・嬉しいお知らせ！ 投稿者：KURO 投稿日：2007年 8月23日(木)21時09分12秒

　　編集済

国内マイナー・レーベルのGRAND SLAMがいよいとシューリヒトに着手してくれるようです。（喜）内容は ①ブラームス：交響曲第2番ニ長調Op.73 ②ベートーヴェン：交響曲第1番ハ長調Op.21 　カール・シューリヒト指揮　ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団　録音：①1953年6月②1952年5月25－30日ウィーン・ムジークフェラインザール　使用音源: Decca (U.K.) ①LXT2859 ②LXT2824 　ＣＤ制作：平林　直哉この平林氏はもともとフルトヴェンラーを中心によりよい状態のレコードを発掘してはＣＤ化してきてくださる貴重な方です。ここへきてシューリヒトへ注目された理由はいまひとつ判然としないものの、ファンの一人としては素直にありがたく思っているべきなのでしょう。（それともフルトヴェングラーの目ぼしい復刻が一応完了したのでしょうか？）いずれにしましても、今回限りであることなく長くシリーズ化されていくことをこい願うばかりですが・・・まずはお知らせまで。

RE:嬉しいお知らせ 投稿者：なべ投稿日：2007年 8月 9日(木)17時50分54秒

内容も勿論当然ですが、バラバラではなく二枚組にしてくれて、少し格安になっているところが、なおうれしいですね。欲を言えば、もうすこし体系的に出して欲しいところですが…　まあ、一昔前の状況を考えれば、贅沢な悩みです。

RE:嬉しいお知らせ 投稿者：信一投稿日：2007年 8月 9日(木)12時40分2秒

KUROさま復刻の状態がよければ一生の宝になるような名演ばかりですが．．．．。フランクフルトの第９は一般市販はされたことが無いと思いますが、聞いたことがないので楽しみです。第７のほうはキングが発売したときに購入しましたが、年代を考えるとちょっと甘口の音質で、今回鮮明さが増すと良いですね。演奏は素晴らしいと思います。最近は正規といえども音をいじくる傾向があるので、安心できません。海賊に近い販売ですが良心的な復刻なら期待できます。それにしても、この間クナ、ミュンヘンのブルックナーの第５を買いましたが、その音のよさにびっくり。まじめに復刻すればもとはこんなにいいんだと。。。。いろいろ販売されるのはうれしいのですが、最高の名演を最高の音質でよみがえらせるシリーズがシューリヒトに出てきても良いですね。

RE:嬉しいお知らせ 投稿者：toshiharu 投稿日：2007年 8月 4日(土)10時14分49秒

KUROさまありがとうございます。音質がいいのであれば楽しみです。あまりたくさん出ると嬉しい悲鳴になりますけど。

嬉しいお知らせ。 投稿者：KURO 投稿日：2007年 8月 2日(木)20時32分19秒

みなさん、こんにちは。最近、快進撃を続けているMEMORIESレーベルからシューリヒトのライヴが２枚発売されるようです。一枚はハイドン：交響曲第104番、シューマン：交響曲第２番をフランス国立放送管弦楽団、シューベルト：交響曲第８番、シューマン：「マンフレッド」序曲＆交響曲第２番を北ドイツ放送交響楽団という内容。同じ曲を違うオケで聴き比べできる点が魅力なアルバムです。もう一枚はオール・ブルックナーでデンマーク放送交響楽団で第７番、フランクフルト放送響で第９番という取り合わせのようです。初出という音源ではないかもしれませんが、最近のこのレーベルはなかなか音質も聴きやすく、丁寧な仕事をしているようなので、ちょっと期待しています。もっともっと出して欲しいと願うばかりです。まずはお知らせまで。

RE:お墓参り 投稿者：修理人 投稿日：2007年 7月 7日(土)00時06分30秒

信一さま良かったですね。私も、いつか一度は、、。

RE:お墓参り 投稿者：toshiharu 投稿日：2007年 7月 6日(金)10時22分44秒

信一さんそうですか、一人ではなかったんですか。仲のいい親子だったんでしょうね。シューリヒトが温泉好きだった、なんて想像すると楽しくなりますね。

お墓参り 投稿者：信一投稿日：2007年 7月 5日(木)23時00分52秒

偶然に偶然が重なって、28年ぶりにWIESBADENを訪問し、奇しくもシューリヒトの誕生日にお墓参りをすることが出来ました。 KIYOさん、THOMAS-1さんの投稿のおかげで、それほど時間もかからず見つけることが出来ました。お礼を申し上げます。早朝の1時間ほどでしたが、シューリヒトの音楽そのもののような虚飾の無い静かな威厳に満ちたお墓の前で、いろいろな思いがこみ上げて時間があっという間にたってしまいました。個人的な思いをここで述べるわけには行きませんが、私にとっては人生の師のような存在です。こういう形で感謝を伝えることが出来たのは本当に幸せでした。これまでの写真ではわかりませんでしたが、右脇に指揮者、WIESBADEN名誉市民、そして左脇にAMANDA　SCHURCHT　1847－1935とありました。お母様と一緒に葬られているのですね。限られた時間でしたので、温泉につかるなど出来ませんでしたが、私の泊まったホテルの近くに公園がありそこに源泉が沸いていました。温度は50度近いでしょう湯煙を上げている源泉に近づきにおいを嗅いで見ましたが、硫黄臭があるものの不思議なほどまろやかな匂いで屈指の名湯と思われます。帰り際タクシーの運転手が、飲んでも健康によく、入った後肌がすべすべになると教えられました。シューリヒトも演奏会の後、楽しんだのでしょうね。

新譜投稿者：なべ投稿日：2007年 6月23日(土)10時45分57秒

BBC LEGENDSは雑音を取りすぎず、年代相応の悪くない音質でした。演奏はあおらない、それでいて密度の濃いもの。 Archipelは、元の録音に金属的なキンキンした雑音が強かったようで、すこし雑音取りすぎ位の音質になっています。演奏は、かなり熱いものですが、録音バランスもすこし声楽中心すぎる印象を受けました。

Archipel 投稿者：なべ投稿日：2007年 5月18日(金)21時58分15秒

HMVのサイトで、以下のアナウンスがありました。とうとうフランスの音源も出始めたと、期待して良いのでしょうか。そうであれば、うれしいものです。・ブラームス：ドイツ・レクイエム op.45 　エルフリーデ・トレッチェル（ソプラノ）　ハインツ・レーフス（バリトン）　フランス国立放送管弦楽団＆合唱団　カール・シューリヒト（指揮）　録音：1955年2月10日　パリ（ライヴ）

BBC 投稿者：信一投稿日：2007年 4月24日(火)02時43分8秒

なべさんまったくおどろきですね。ついにBBC音源も正規で現れました。今回は”音質改善期待”ですが、修理人さんのHPの演奏記録では、第9やブラームス第2もあるはずで、ステレオで残されているなら、またまた事件ですね。

Re:STEREOのベートーヴェン9番 投稿者：じゅにおーる 投稿日：2007年 4月16日(月)21時57分32秒

はじめまして。クラシックを聴き始めて間もない初心者ですが、しばしばこのBBSの書き込みを参考にさせていただいてました（Cascavelleのモントルー・ライブ、演奏はもちろん、この時代にしては素晴らしい音質で感激しました！）。このような情報交換の場を設けてくださった管理人さんと、情報を寄せて下さった皆さんに感謝いたします。 >都志見さんはじめましてな私がお答えするのも恐縮ですが、過去のCD（東芝EMI、P2005）も同じです。ただ、ドイツのEMIの全集は両翼配置です（ウソです。モノラルなだけです。つまらない冗談で申し訳ありません）。ステレオ初期なので、その効果が分かり易い戦後配置？にしたのかな（ワルターのコロンビア録音もそうですよね）とも思いましたが、同時期のEMI録音（クレンペラー）は両翼配置ですし、どうしてこうなったのか興味深いです。他の演奏も意識して聴いてみようと思います。 >なべさん朗報ですね！　BBC Legendsのシリーズ、モントゥーのを買い集めましたが、60年代に入ってもすべてモノラルだっただけに、ステレオというのが望外の喜びです。没後40年という節目の年だけに、遅れてきたシューリヒト・ファンとしては是非、絶賛廃盤中の独アルヒフォン、仏ディスク・モンターニュの名盤の数々を復活させてもらいたいところです。

BBC LEGENDS 投稿者：なべ投稿日：2007年 4月14日(土)16時19分46秒

　　編集済

六月中旬に以下のＣＤの発売が予告されています。シューリヒトを扱うレーベルもどんどん増えてますね。少し驚きです。・ブラームス：悲劇的序曲 Op.81 ・レーガー：ヒラーの主題による変奏曲とフーガ Op.100 　ロンドン交響楽団　カール・シューリヒト（指揮）　録音時期：1964年1月31日（ステレオ）　録音場所：ロンドン、ホーンシー・タウン・ホール

STEREOのベートーヴェン9番 投稿者：都志見 投稿日：2007年 4月 3日(火)22時43分37秒

はじめまして。早速ですが確認したいことがあります。私はパリでのベートーヴェン9番のSTEREO録音を先日出たTESTAMENT盤ではじめて聴きました。この録音では弦がヴァイオリン両翼配置をとっているとある本で読んだことがあり、それを信じていたのですが、どう聴いても戦後配置(向かって左からヴァイオリン1、ヴァイオリン2、ヴィオラ、チェロ、バス)です。これまで出たLPやCDはどうだったのでしょうか? すみませんが、よろしくお願いいたします。

Re:モントルー 投稿者：修理人 投稿日：2007年 3月27日(火)00時23分51秒

なべさん本当に良い録音ですね！緊張感あふれる、すばらしい「エグモント序曲」です。

モントルー 投稿者：なべ投稿日：2007年 3月25日(日)12時58分13秒

Ｃａｓｃａｖｅｌｌｅから出たモントルーライブ、聴きました。いずれも絶好調のシューリヒト、演奏後には万雷の拍手が続きます。音質も、かつてヴェネチアレーベルから出ていたものと比べると、透明度・生々しさという点で隔絶しています。カップリングされているクリュイタンスの演奏も熱演です。

RE:サプライズ 投稿者：なべ投稿日：2007年 3月 6日(火)23時04分1秒

お正月のサプライズ、思いもよらない展開でした。年内に出版できるでしょうか。待ち遠しい限りです。

RE:サプライズ 投稿者：toshiharu 投稿日：2007年 3月 5日(月)21時20分27秒

修理人さん行ってきました。本当にサプライズですね。刊行が待たれます。

サプライズ 投稿者：修理人 投稿日：2007年 3月 5日(月)10時16分0秒

お正月にほのめかしたサプライズですが、下記のページに書かれていることです。早く刊行されると良いなぁ。

http://ryokurinsha.spaces.live.com/PersonalSpace.aspx?_c02_owner=1

ブラームスＰ協奏曲2番 投稿者：イシイ 投稿日：2007年 2月26日(月)14時05分18秒

もう４０何年も昔、この演奏は演奏会と同じ「通し」の演奏で録音されたと聞いたことがあります。バックハウスは脂の乗り切った絶頂期、ウィーンフィルも自家薬籠中の曲という事で、楽章間も間を置かず一筆書きのように演奏し、収録されたとの話でした。咳払いは関係者のものと思われます（聴衆はいなかった筈ですので）。いかにもシューリヒトらしい話ではありませんか。

Ｒｅ：モントルー9月音楽祭ライヴ 投稿者：信一投稿日：2007年 2月17日(土)21時26分50秒

ピアノ協奏曲はやっと正規版の登場ですね。エグモントは初出かな？基本的に海賊版は嫌いなので、興味はあっても聞けないでいましたが、これでやっと聞くことが出来ます。このごろは、待ってさえいれば手に入る状況なので本当に安心していられます。この日のメインプログラムは英雄ですね。当然録音は残っているのでしょう。このシリーズで出てくれるといいですね。保存状態良好とのこと。モントルーへの出演は毎年のことだったはずで、大量の記録があるのでは？大名演のロンドンも素晴らしい音質で復活するかもしれません。まったくいい時代になってきましたね。個人的にはDOCUMENTあたりが100枚ぐみのシューリヒト放送録音集でも出してくれたらありがたいのですが．…。

Ｒｅ：モントルー9月音楽祭ライヴ 投稿者：Ｓ浦投稿日：2007年 2月16日(金)00時35分3秒

なべさん、情報ありがとうございます。早速、ＨＭＶで予約購入しました。こんな録音があるとは知りませんでした。私の無知だけかもしれませんが、シューリヒトとケンプの共演って初出でしょうか？！このご両人の組合せ、私にとっては至上至福です。

モントルー9月音楽祭ライヴ 投稿者：なべ投稿日：2007年 2月15日(木)09時09分46秒

・ベートーヴェン：『エグモント』序曲 Op.84 ・ベートーヴェン：ピアノ協奏曲第1番ハ長調 Op.15 　ヴィルヘルム・ケンプ（p）　フランス国立放送管弦楽団　カール・シューリヒト（指揮）　録音：1955年9月14日、モントルー、パビリオン（ライヴ、モノラル） HMVのサイトでは「たいへん生々しい音質」と謳っています。四月の発売だそうです。

ﾌﾞﾗｰﾑｽ/ﾋﾟｱﾉ協奏曲第2番 投稿者：ないとう 投稿日：2007年 2月 9日(金)18時04分53秒

二つのＣＤ(不滅のﾊﾞｯｸﾊｳｽ1000:POCL-9937およびOriginalMasters:457 6074)をたった今聴き比べてみました。同じ録音であると思います。ただ、国内盤の楽章間の静寂は単純に音を切っているだけで海外盤は残響が消えてもテープに残っている音をそのままCDに入れているようです。たしかにここで、人の咳払い、ノイズが聴こえます。ライブとは書かれていないのですが、演奏はきわめてライブらいい燃焼が感じられます。ライブかもしれません。または、関係者の人か、、、

これもそうでしたか！！ 投稿者：Horowitz 投稿日：2007年 1月31日(水)23時06分19秒

初めて投稿します。バックハウスの件、このボックスもそうなのですか！以前ＰＨからリリースされた「グレート・ピアニスト」シリーズのバックハウスのＣＤも御指摘のようになっていました。気になったので当時、某音楽雑誌に質問したのですが、はっきりとした回答は頂けませんでした・・・。でも・・・私には「後付け」のような気がするのですが・・・？ちょっとこのＣＤの問題、他にも気になる事項がありますのでまた改めて書きたいと思います。

ﾊﾞｯｸﾊｳｽとのﾌﾞﾗｰﾑｽ 投稿者：広島の放蕩息子 投稿日：2007年 1月30日(火)22時25分9秒

初めて投稿致します。既に過去ﾛｸﾞで話題になっているかもしれませんが、現在闘病中の親友が病床で気がついたことについて、何か情報をお持ちであればご教示いただければと思います。二つのＣＤによるｼｭｰﾘﾋﾄ/ﾊﾞｯｸﾊｳｽ/ｳｨｰﾝ･ﾌｨﾙのﾌﾞﾗｰﾑｽ/ﾋﾟｱﾉ協奏曲第2番の演奏の聴き比べで不思議な事に気がつきました。ひとつは廉価国内盤(不滅のﾊﾞｯｸﾊｳｽ1000:POCL-9937)であり、もうひとつは外国盤(OriginalMasters:457 6074)です。国内盤の楽章間は楽友協会大ホールの残響を捉え、静寂が訪れます。一方海外盤は残響が消えかかる後ろから、なにやらｺﾞﾎｺﾞﾎと人の咳払いが･･･。これってﾗｲﾌﾞだっけ？と疑うばかり(本当にﾗｲﾌﾞ？)状況なのです。すべての楽章間で聞こえます。よく聴くと咳払いはやや規則的に聴こえる様な気がします。国内盤の余韻はとても背後の咳払いを取り除いたとはとても思えないような自然なものに聴こえます。海外盤の咳払いは「後付け」なんて事が有り得るのでしょうか？それとも別の演奏？私が聴いた限りでは演奏はまったく同一に聴こえます。ご存知の方がいらっしゃったら是非真相を教えていただければと存じます。

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