シューリヒト掲示板発言 1900−1851(2009年−2010年)


Re:ベートーヴェン第一交響曲

 投稿者:theta  投稿日:2010年 2月 5日(金)06時45分33秒
  よもやま様
私もこの演奏は大好きです。最近はCDで出ていないようですし、ご存じない方も結構いらっしゃるんじゃないですか?それに、いい演奏のことをいいというのは誰にとっても有益なことだと思います。
というのも、私自身、修理人様に教えていただいて、今までずっと「よくない」と思っていたVPOとのブルックナー第8、ハフナー、未完成がどれほど素晴らしい演奏かということを、20年近くシューリヒトを聴いてきてやっと気付くことができました。
これらはシューリヒトを愛する人であれば誰もが「知っている」演奏です。誰もそれを取り上げなければ、私のように「知っているつもり」の人間は、その素晴しさを知る機会を持たないままあの世まで行っていたでしょうね(笑)
そういう例は私だけでなく他の方々にもあるんじゃないかと思います。
>これを機会に「聴いてみよう!」という人がいらっしゃるかもしれませんから。
この修理人様の発言に私も同感です。
 

Re:再投稿

 投稿者:修理人  投稿日:2010年 2月 4日(木)17時42分8秒
編集済
  よもやま さま

こんばんは。場違いなんて、そんなことはありませんよ!
これを機会に「聴いてみよう!」という人がいらっしゃるかもしれませんから。
 

再投稿

 投稿者:よもやま  投稿日:2010年 2月 4日(木)16時42分11秒
  度々すみません。考えてみれば、今更皆さんに1965年のベートーヴェンの第一交響曲の1965年のライブ録音の素晴らしさをお薦めするなんて場違いだったと反省しています。ここの皆さんはもうとっくにそんな事はご存知で、私が気が付くのが遅すぎただけだと思います。失礼致しました。他のコーナーに投稿すべきでした…。  

ベートーヴェン第一交響曲

 投稿者:よもやま  投稿日:2010年 2月 4日(木)16時27分13秒
  すみません、変換ミスをしました。先ほどの投稿はベートーヴェンの第一交響曲の事です。  

(無題)

 投稿者:よもやま  投稿日:2010年 2月 4日(木)16時22分54秒
  ベートーヴェンの潤・PSym.は、シューリヒトによる2種の極上のスタジオ録音(パリ管・VPO)が残されており、シューリヒトファンの多くは恐らくこれ以上の何も望まないと思います(ちなみに私はパリ管の方をより好んでいます)。同曲の1965年のフランス国立とのステレオのライブ録音は、今まで同じCDにカップリングされている同じオケとのエロイカばかりに感銘を受け聴いていました。でも最近になってこのシューリヒト最晩年の演奏の素晴らしさが私を虜にするようになりました。音質も非常に良好なステレオで、演奏は最初あまり気乗りしないような風に始まりますが(アインザッツも合わないし)1楽章の後半あたりから気力が漲り始め、2楽章以降はスタジオ録音とはまた違ったシューリヒトの魅力に溢れています。シューリヒトには珍しい演奏後の熱狂的な拍手が、聴衆の満足度の大きさを表していると思います。皆さんにも是非改めて聴かれる事をお薦めします。  

思い出話

 投稿者:修理人  投稿日:2010年 1月26日(火)00時40分7秒
編集済
   考えてみると、いろいろな人がシューリヒトについて語っていますね。先日、ウェブにアップした音楽評論家の山根銀二氏以外に、指揮者の岩城宏之氏やジャン・フルネ氏、小沢征爾氏、そして尾高忠明氏。
 岩城宏之氏のエピソードは(シューリヒトファンには)良く知られていますが、実際のところどうだったのかお伺いしたくて、オーケストラ・アンサンブル金沢の事務所に手紙を書いたりしたのですが、結局なしのつぶてでした。ジャン・フルネ氏も、今はなし。
 生前のシューリヒトに接した方々は、次第に少なくなっているのですね。寂しいことです。
 

おや!

 投稿者:修理人  投稿日:2010年 1月26日(火)00時30分37秒
  toshiharuさま

貴重な情報をありがとうございます。
そんな話があったのですか!
調べたら尾高氏は、2月18日に東京フィルとブルックナー9番を演奏するようですね。

http://www.tpo.or.jp/japanese/concert/operacity2009.html

 

尾高忠明とシューリヒト

 投稿者:toshiharu  投稿日:2010年 1月25日(月)11時34分21秒
  N響アワーを見ていましたら、尾高忠明氏の正指揮者就任の特集でした。その中で、ブルックナーの第9番への思いを語る中に、「シューリヒトがウィーン・フィルを指揮したレコードを聴いて感動し、この曲で指揮者デビューをしたいと思った」という言葉がありました。父君の思い出の曲でもあったようです。

思いがけずシューリヒトが出てきたので、びっくりしました。
 

Re:1937年ベルリン帝国放送響とのブルックナー第9

 投稿者:theta  投稿日:2010年 1月23日(土)20時37分42秒
  前回投稿に誤記がありました。たびたびのことで失礼します(汗)
>1楽章のみ、今はなきアルヒフォンから出ていた演奏です。
正しくは、アルヒフォン盤には1楽章、2楽章が収録されています。訂正させていただきます。
今回ご紹介したものは、欠落が一部あるものの、3楽章が収録されているというのが売りです。
音は、アルヒフォン盤で聴いた限り、1943年ベルリン市立管との演奏と比べるとあまりよくなかったと記憶していますが、演奏は見事なものだったと思います。
いずれにしても、シューリヒトの「新たな」ブルックナー第9の演奏が聴けるというのは嬉しいですね。楽しみです。
 

Re:1937年ベルリン帝国放送響とのブルックナー第9

 投稿者:修理人  投稿日:2010年 1月23日(土)10時40分9秒
編集済
  thetaさま
情報をありがとうございます。第3楽章が付いているのですね。さっそく注文しました(送料込みで17ドル)。

http://page.freett.com/Schuricht/Schuricht-ch.htm

 

1937年ベルリン帝国放送響とのブルックナー第9

 投稿者:theta  投稿日:2010年 1月23日(土)09時25分6秒
  1楽章のみ、今はなきアルヒフォンから出ていた演奏です。
オーケストラの名前は「Berliner Reichssendersorchester」タイトルでは一応日本語にしてみましたけど、正式な訳があるのかどうかは知りません。
abruckner.comというサイトで、"most complete edition" と銘打って、このサイト限定版で発売されているのを見つけました。以下がリンクです。
http://www.abruckner.com/store/abrucknercomcds/symphonyno9carlsch/
2楽章、3楽章に欠落があるのですが、2楽章は繰り返し部分を別の箇所から補う形で修復されているそうです。
現状ではこの演奏を最大限聴くことのできるディスクである、とのことですが…
ちなみに価格は12ドルです。
もしかして、すでにこちらの訪問者にはご承知の情報かもしれませんが(笑)
 

改訂のご案内

 投稿者:修理人  投稿日:2010年 1月17日(日)00時16分57秒
  みなさま、こんばんは。
シューリヒトホームページのうち、シューリヒトの年譜を更新しましたので、お知らせします。
今回は、シューリヒト85歳の誕生日を記念して友人諸氏に送ったと思われるサイン入り手紙(へのリンク)です。我はと思う方は、ドイツ語の文章を翻訳してお知らせいただけますと、助かります。(^o^)

http://page.freett.com/Schuricht/Schuricht-ch.htm

 

Re:シューリヒトの戦前の録音

 投稿者:修理人  投稿日:2010年 1月15日(金)23時48分12秒
編集済
  toshiharuさん
 こんばんは。
 パブリックドメインアーカイブ、好いですね。どなたが運営しているのでしょう?
 歴史的演説も面白そう。
 

シューリヒトの戦前の録音

 投稿者:toshiharu  投稿日:2010年 1月15日(金)14時09分39秒
  すでにご存じかもしれませんが、シューリヒトの録音がmp3化されています。
http://public-domain-archive.com/

検索しましたところ、ベートーヴェンの4番、モーツァルトの34番、ブルックナーの9番がありました。あと、アルルの女、ブルッフのバイオリン協奏曲1番、コリオラン序曲です。

著作権の切れた物を集めているので、新しい録音はありません。でもワルター、ウィーンフィルの録音があったりして、なかなかです。
 

ブラームスの第1ピアノ協奏曲

 投稿者:よもやま  投稿日:2010年 1月13日(水)15時19分31秒
  ブラームスの傑作第2ピアノ協奏曲にはバックハウス・シューリヒト=VPOによる文句の付けようのない名演がありますが、青春の感傷漂う第1協奏曲は今までどの演奏を聴いても今一満足出来ませんでした。先日YOU TUBEで偶然バックハウス・Aボールト=BBCの演奏を聴きましたが、ボールトの指揮はどこかシューリヒトを思わせるところがあってとても気に入りました。勿論シューリヒトの同曲の演奏(それもバックハウスと共演した)があれば言うことは無いのですが…。  

訂正です

 投稿者:theta  投稿日:2010年 1月11日(月)21時59分56秒
  前回の書き込みに関し、訂正させていただきます。
>エンジニアはTESTAMENTなどでもリマスターを手がけているハリー・ベイリー氏。
(誤)ハリー・ベイリー
(正)ポール・ベイリー
謹んで訂正させていただきます。
 

新しい文章

 投稿者:修理人  投稿日:2010年 1月11日(月)18時23分18秒
  みなさま、こんばんは。
以前教えていただいた文章(抜粋)をアップしました。

http://page.freett.com/Schuricht/YamaneGinji.htm

 

Re:VPOとのブルックナー8番

 投稿者:修理人  投稿日:2010年 1月11日(月)13時51分12秒
編集済
  thetaさま
こんにちは。やはり良かったですか?
私はずっと、東芝EMI盤のシューリヒト・ウィーンフィルの第8番では、強い音のところで音が飽和したように聴こえていて不満でした。しかし自分の貧弱な再生装置のせいかもしれないと思い、諦めておりました。ところが、このCDで聴いたら、きちんと聴こえたのです!それ以来、機会があるごとにお勧めしております。ずっと手に入ると良いのですが、なかなか継続販売されないようなのが残念ですね。もしかしたら、もう音楽をCDで販売するような時代は終わりつつあるのかもしれません、、。
「未完成」と「ハフナー」も愛聴盤です。低弦の響きに唸ってしまいます!
 

VPOとのブルックナー8番

 投稿者:theta  投稿日:2010年 1月11日(月)05時00分45秒
  IMG Artistsの「20世紀の大指揮者たち〜カール・シューリヒト」を、修理人様のご厚意で入手し、きいてみました。VPOとのブルックナーの8番が修理人様ご推奨の録音だったので。
いや、これは本当にすばらしいです。この演奏で初めて感動しました。
皆様には「何を今さら」と笑われそうですが…
以前は同じくVPOのブルックナー第9と並び、どうしてもぴんとこない「苦手な」演奏だったのです。これほどの名演だったと今回ようやく実感できました。
私が昔聴いたディスクは東芝EMIの「The Art of Carl Schuricht」収録のものでした。世評(宇野評?)では「8、9が最高の名演で3はよくない」…私の感想は逆で、3は満足し、8、9は何度聴いてもダメでした。
何が違うのか、私自身の聴く耳が少しはよくなったのか、それともリマスタリングが優れているからなのか、手元に比較するディスクがないので何とも言えないのですが…
今回聴いて初めて感じたこととしては「ああ、ウィーン・フィルが本当に腹の底から鳴っているな」ということです。録音そのものもすごく実在感のある音で、ティンパニの皮の振動まで伝わってくる感じです。以前聴いた時はうるさく感じた金管も、実にいい音で鳴っているのがわかりました。
VPOとシューリヒトの取り合わせは、どうもVPOの音がシューリヒトの音になりきっていない、中途半端な感じが常にしていたのですが、このディスクを聴く限りでは、それは単なる私の思い込みだったようです。やはりシューリヒトはどのオケを振ってもシューリヒトでした。
実際、同時収録のハフナーも、ザルツブルグ音楽祭のライブと同等の名演だということに今回初めて気付きましたし、「未完成」もこれほどいいとは以前には思いませんでした。
やはり、リマスタリングなのでしょうか?エンジニアはTESTAMENTなどでもリマスターを手がけているハリー・ベイリー氏。必ずしも評判のいい人ではないようですが、私が聴いた範囲では満足させてくれたものが多いです。(同じく「20世紀の名指揮者〜フルトヴェングラー」の1943年「運命」、TESTAMENTから出ているクナッパーツブッシュ&VPOのブルックナー3番などが特によかったです)
話がそれましたが、何よりもこのような素晴らしい演奏との「出会う」機会を与えてくださった修理人様に、この場をお借りして深く深く感謝いたします。ありがとうございました!!
 

復刻

 投稿者:信一  投稿日:2010年 1月 9日(土)11時07分14秒
  いま、ヘンスラーのシューリヒトエディションを聞き返しています。これまでヘッドフォンで聞いていたのですが、音源に対する”加工”の度合いが強すぎて、落胆を通り越して怒りさえ覚えていました。ところが、スピーカーから音を出してみると、まるで印象がちがってなかなかいい。というより弦のソノリティーなどこちらのほうが現実の音に近いのかなと思ってしまう。
しかし、だまされているような気もして。。。
ちょっと複雑な気分です。
 

シベリウス

 投稿者:信一  投稿日:2010年 1月 9日(土)10時47分48秒
  あのときの夫人の話し振りでは、機会がなかったのではなく人から勧められても決して指揮しようとしなかったということでした。
夫人は残念そうでしたので、とても”私も聞かないんです!!”なんていえる雰囲気ではありませんでした。たぶん彼女自身は好んでいたのかもしれませんね。
シューリヒトは”自分が価値を見出せない作品は決して指揮をしない”といっていました。また、どの作曲家を好まれますかと聞かれて、”作曲家”ではなく”作品”が重要。大作曲家の作品の中にも駄作はある。という意味のことも言っています。
ただ、シューリヒトの世代の人で、ブルックナーとシベリウスを好んで指揮した人なんていませんから、ここはドイツ系指揮者の好みに合わなかっただけと軽く考えたほうがいいでしょうね。また、シベリウスの全交響曲をチェックした結果指揮しないと決めたとも思えませんし、、、、時代から考えると2番の交響曲あたりをあたってみただけの結論かもしれません。

私が嫌いな理由? 聞いても解らないからです。(苦笑い) 音響上の面白さは感じられるのですが、精神の真実性が捉えられない。私の偏狭な理解力が原因です。けっしてシベリウスのせいではありません。
 

なぜでしょう?

 投稿者:修理人  投稿日:2010年 1月 8日(金)22時15分14秒
編集済
  シューリヒトがシベリウスを指揮しようとしなかった、というのは本当になぜなんでしょうね?
信一さんがシベリウスがお嫌いな理由を教えて下されば、ヒントになるかもしれません。心に秘めていたとおっしゃるくらいですから、なにか深ーーい理由があるのでしょうね。
私は、別に好きでも嫌いでもありません。というか、フィンランディアと交響曲第2番くらいしか聴いたことがないので、特別な思い入れもないわけですが、、。
 

シベリウスを指揮しない…。

 投稿者:よもやま  投稿日:2010年 1月 7日(木)15時31分41秒
  信一様のシューリヒトは決してシベリウスを指揮しようとしなかった、というお話。私には大きな衝撃でした。シューリヒトは私にとって神様ですが、作曲家ではシベリウスを愛聴し続けて40年にもなりますでしょうか…、いつかシューリヒトのシベリウスも聴く機会があるのでは、と心の奥底では秘かに希望を抱いておりました。本当にショックです…。  

RE 北ドイツ放響とのブラームス2番?

 投稿者:theta  投稿日:2010年 1月 5日(火)06時43分3秒
  信一様
ご教示ありがとうございます。
>そしておそろしくSDRの1966年盤と似ている
なるほど…
では、まちがいなくいい演奏ですね(笑)
最近はそうでもないのかと思っていましたが、さすがイタリアのレーベル、今なお健在といったところでしょうか。
修理人さま
>買うのも使命ですから
何か余計なことをお知らせしてしまったようで。。。お手間を取らせ恐縮です(汗)
しかし、よい方に考えると、シューリヒトの演奏を求める人が増えていればこそ、このようなことも起こるということですか。怪しいディスクといえばフルトヴェングラーが本家ですが、シューリヒトでもそういうディスクが出てくるようになったのですね(笑)需要があるということですから、今後ますますいろいろなものが出てくることに期待したいですね。
 

RE 北ドイツ放響とのブラームス2番?

 投稿者:修理人  投稿日:2010年 1月 4日(月)23時12分10秒
編集済
  thetaさま

情報をありがとうございます。
信一さんの書き込みを読みつつ、HMVで注文しようと思います。買うのも使命ですから、、。(^_^;
 

RE 北ドイツ放響とのブラームス2番?

 投稿者:信一  投稿日:2010年 1月 4日(月)15時29分40秒
  ひょんなことからネットで”音”を手に入れましたが、なんと真性ステレオでした!(笑)
そしておそろしくSDRの1966年盤と似ている(大笑い)。
困ったもんですね。

修理人さん
Martha夫人!! ああ、わたしのアバウトさが正月早々でちゃった(苦笑い)
 

北ドイツ放響とのブラームス2番?

 投稿者:theta  投稿日:2010年 1月 4日(月)06時44分34秒
  皆様明けましておめでとうございます。
HMVのサイトを検索していて、妙なものを見つけました。(http://www.hmv.co.jp/product/detail/1983054
北ドイツ放響との1953年のブラームスの2番。
こんな演奏ありましたっけ?シューリヒトホームページのディスコグラフィーにも載ってなかったと思います。見落としたのかもしれませんけど。
レーベルはイタリアのURANIA RESTORED。"Preveiously Unpublished"とジャケットに書かれていました。
どなたかデータをお持ちの方がおられましたら、ご教示くださいませ。
本物なら(笑)聴きたいですね〜
 

ごあいさつ

 投稿者:修理人  投稿日:2010年 1月 3日(日)20時22分37秒
  みなさま、遅ればせながら、新年明けましておめでとうございます。m(_ _)m
信一さま シューリヒトルネッサンス、好い言葉ですね!
今年も、新しい音源のリリースなどが私たちを楽しませてくれることを祈りましょう。
ところで、Martha夫人ですよぉ。(^o^)
 

昔といえば

 投稿者:信一  投稿日:2010年 1月 2日(土)21時19分24秒
  Malta夫人にお会いした次の年に生まれた3男が今年中学生になります。
今年夫人はおいくつになったのでしょうか?
ずいぶん昔のことのようで、昨日のことのような…。
あの時”私には目的がある”というドイツレクイエムの一節を楽しそうに口ずさんでいらっしゃいましたが、本当にここ数年のシューリヒトルネッサンスは彼女なしでは語れないものがあったはず。
まだまだ、”目的”は達せられていないでしょう。更なる長寿を!!!

新年に際して、心に秘めていた夫人から聞いたシューリヒトのエピソードを…。。
シューリヒトはどうしてもシベリウスを指揮しようとはしなかったそうです。

それを聞いたとき本当に鳥肌が立ちました。なぜって、私も大嫌いだったので…。
シベリウス好きな人ごめんなさい。
 

RE:掲載されている音楽家たち

 投稿者:修理人  投稿日:2009年12月29日(火)21時19分10秒
編集済
  そういえば、原書には写真も掲載されています。シューリヒトは、シュテファン大聖堂でのモツレク公演の写真(横から)です。

私が最初にこの本を読んだのは、信一さんからシューリヒトの部分のコピーを送っていただいた時です。ずいぶん昔でしたっけ、、。
 

RE:掲載されている音楽家たち

 投稿者:toshiharu  投稿日:2009年12月29日(火)16時34分9秒
  修理人様

ありがとうございます。ずいぶんいるんですね。分量の関係で、知名度の低い人を落とした、と言うことでしょうか。

でも、当時のヨーロッパで第一線で活躍していた人たちの一覧、という意味では貴重ですね。
 

掲載されている音楽家たち

 投稿者:修理人  投稿日:2009年12月28日(月)23時05分4秒
編集済
  みなさま、こんばんは。
 ご参考までに、原書("Das Musikalische Selbstportrait")と日本語版(「ヨーロッパの音楽家 その体験的告白」)を比べてみました。
掲載順が違うのでわかりにくいのですが、原書にあって日本語版にないのは、
Maria Ivogun, Max Lorenz, Hans-Heinz Bollman, Leo Blech, Helge Rosvaenge, Karl Schmitt-Walter, Ernst Krenek, Hermann Reutter, Henny Wolff, Gerhard Gregor, Philipp Jarnach, Rudolf Bockelmannです。
 ちなみにシューリヒトは原書では最後なのですが、日本語版では2番目(ブルーノ・ヴァルターの次)に掲載されていますね。

追記:日本語版に掲載されている音楽家たち
ブルーノ・ヴァルター、カール・シューリヒト、ベルンハルト・パウムガルトナー、フリーダ・ライダー、ミヒャエル・ラウホアイゼン、ラウリッツ・メルヒオル、カール・ベーム、ハンス・ロスバウト、ディミトリー・ミトロプーロス、エンリーコ・マイナルディ、ジョージ・セル、ティアーナ・レムニッツ、ハンス・シュミット=イッセルシュテット、エルナ・ベルガー、オイゲン・ヨッフム、ボリス・ブラッハー、マルガレーテ・クローゼ、ヴォルフガング・フォルトナー、ヘルムート・ヴァルヒャ、ハンス・ホッター、エーリヒ・クンツ、ロルフ・リーバーマン、エリーザベト・グリュンマー、マルタ・メードゥル、クリステル・ゴルツ、ギュンター・ヴァント、ヴォルフガング・ヴィントガッセン、フェレンツ・フリッチャイ、ヴォルフガング・シュナイダーハン、カール・ミュンヒンガー、ローレンス・ウィンタース、ユーディ・メニューイン、ゴットフリート・フォン・アイネム、アストリッド・ヴァーネイ、イルムガルト・ゼーフリート、リタ・シュトライヒ、クリスタ・ルートヴィッヒ、エリカ・ケート 疲れた、、。
 

Re:『ヨーロッパの音楽家』

 投稿者:toshiharu  投稿日:2009年12月28日(月)10時02分53秒
  そうみたいですね。選ばれなかったのはどんな人たちなのかな、と思ったりしました。  

Re:『ヨーロッパの音楽家』

 投稿者:修理人  投稿日:2009年12月28日(月)00時12分57秒
  原書には、もっとたくさんの人たちが掲載されております。ドイツ語なので、読めませんが、、。(^_^;  

Re:『ヨーロッパの音楽家』

 投稿者:toshiharu  投稿日:2009年12月27日(日)09時46分32秒
  修理人さま

どこから読んでもいい本のようなので、まず知っている人から読もう、と思っています。

楽しみです。
 

Re:『ヨーロッパの音楽家』

 投稿者:修理人  投稿日:2009年12月27日(日)06時08分36秒
  toshiharuさま

おはようございます。
シューリヒト以外にもいろんな人が載っていて、お正月休みにはもってこいの本ですね。
 

Re:シューリヒトVPOのブル8、9は…

 投稿者:theta  投稿日:2009年12月17日(木)22時18分36秒
  修理人様
>IMG Artistsから出た2枚組CD「20世紀の大指揮者たち」に収録されているブル8で、満足することができました。
なるほど、探してみます。ありがとうございます。
 

『ヨーロッパの音楽家』

 投稿者:toshiharu  投稿日:2009年12月17日(木)21時26分33秒
  やっと『ヨーロッパの音楽家』を入手しました。
シューリヒトのインタビューはよかったです。

「ゆっくり」というのがなんともいえないです。
 

Re:シューリヒトVPOのブル8、9は…

 投稿者:修理人  投稿日:2009年12月16日(水)22時17分57秒
  よもやま さま
はじめまして。
ブル8ですが、私はLPでもCDでも不満足でした。
ところがIMG Artistsから出た2枚組CD「20世紀の大指揮者たち」に収録されているブル8で、満足することができました。
 

シューリヒトVPOのブル8、9は…

 投稿者:よもやま  投稿日:2009年12月16日(水)10時10分35秒
  私はシューリヒトVPOのブル8,9はLPでのみ鑑賞しています。この曲のCDは何種類か購入しましたが、今は全て中古CD店で処分してしまいました。LPは盤が減るのがもったいないので、年に1,2度コンサートに行った気持ちになって鑑賞しています。  

Re:バイエルン放響とのブルックナー第9

 投稿者:theta  投稿日:2009年12月 9日(水)06時55分56秒
  信一様
ありがとうございます。確認してみました。ベルリン市立とALTUS盤では、ご指摘の通りでしたね。となるとやはりEMIのVPO盤を入手するしかないと(笑)

私はその演奏を二度入手しています(どちらも日本に置いてきましたが)。最初はドイツEMIの廉価版CD。次は東芝EMIの「The Art of Carl Schuricht」、ブルックナーの第3、8、9を収めたものでした。第8がどうしても聴きたかったからです。当時は(17、8年くらい前のことですね)シューリヒトのディスクが常にカタログに載っているという状況ではありませんでしたね。それが今はフランス国営放送の正規音源がシリーズでリリースされる時代。そんなこと夢にも思いませんでした(笑)

で、こんなことを言うといろんな方にお叱りを受けそうなのですが、実は小生、この名盤中の名盤が昔から不得意(?)なのです。なぜか何度聴いてもぴんと来なかったのです。これは第8も同じで、シューリヒトのブルックナーでいいのは第7(ハーグ・フィル)だけかなと思っておりました。それ以降さまざまなブルックナーの録音が出てきて、私自身も年を取り、今では認識が随分変わったのですが。EMIのCDリマスタリングは今もそうでしょうが当時もひどかったので、それも一因なのかと思います。あらためて聴いてみようかと何度か思いましたが海外でいいディスクを入手するのは結構面倒なので、なかなか手が出ずにいました。まあ、これも何かのきっかけでしょうから、取り寄せてみようかと思いました。各国のEMIから出ているようですが、どうなのでしょうね、音の違いはあるのでしょうか?
 

Re:バイエルン放響とのブルックナー第9

 投稿者:信一  投稿日:2009年12月 8日(火)23時24分32秒
  thetaさま
練習番号Fは金管の咆哮が始まる部分ですが、それに先立つ低弦のうごめきの個所はベルリン市立盤(新星堂)は9:23あたり、ALTUS盤は9:38あたりです。
ベルリン市立では楽譜どおり演奏しています。その結果、遅れてはいるバイオリンの旋律が金管に消されてしまい、金管にこだまするクラリネットとフルートは弱すぎてこだまになっていません。ALTUS盤では、金管の入りは楽譜どおりですが、木管の答えにはホルンを重ねています。
できればEMI盤のWIENを入手されて聞き比べてもらうと…8:25 金管の咆哮を抑えることで隠れていた意味深い弦の旋律がはっきり聞こえてきます。(前の投稿で極弱いか吹かせていないと書きましたが、吹いてはいますね。ところが合いの手の木管に重ねたホルンのほうが断然強い!!ここは、あまりにも堂にいっていて気づかないかもしれない。変更としてはものすごい変更ですが)

しかし、奥深いですね。シューリヒトは。。。
 

Re:バイエルン放響とのブルックナー第9

 投稿者:theta  投稿日:2009年12月 8日(火)06時59分53秒
  信一様、修理人様、ありがとうございます。練習番号Fの解釈、大変面白いですね。手元にスコアがないのですぐにわからない(練習番号で、ああ、あそこかとわかるような知識は全くありませんので。。。汗)のですが、手持ちの他の演奏のディスクでどの箇所なのかを確認してみます。貴重なご教示ありがとうございます。しかし、未だに自分の聞いた箇所ではないような気がします。。。実物をお持ちで、スコアと照らし合わせて聴いた方が確認したことで、私の方は何年も前の記憶をたどってのことですから、自分の空耳だったのか知ら?とだんだん不安になって参りました(笑)ともあれ、シャコンヌとORFEOは同一演奏なのか、という疑問は晴れましたので、それについてはスッキリ致しました。このような漠然とした質問に丁寧にお付き合いいただき、感謝しております。

ちなみに小生が(海外の滞在先ですが)所有しているシューリヒトのブルックナー第9は1955年VPOとのライブ(ALTUS)と戦前のベルリン市立管弦楽団とのSP録音です。昔から後者の演奏がお気に入りです。音はよくないのですが。
 

「レコ芸」今月の特集

 投稿者:修理人  投稿日:2009年12月 5日(土)19時32分46秒
編集済
  「世界の名指揮者ベスト・ランキング2009」ということです。うぅぅっ。  

おぉ!

 投稿者:修理人  投稿日:2009年12月 5日(土)10時26分23秒
  信一さま

>宇宙の木霊
スゴイ。
 

Re:バイエルン放響とのブルックナー第9

 投稿者:信一  投稿日:2009年12月 4日(金)23時54分29秒
  練習番号Fについてはシャコンヌも聞いてみましたが、オルフェオと同じに聞こえます。(こうやって聞き返してみるとシャコンヌのほうが荒れてはいますが音が豊かですね)
thetaさまがどこのことを言っているのかまだわからないのですが、練習番号Fのところはシューリヒトのすごさを表す変更なので紹介したいと思います。

低弦のうごめきのあと、楽譜ではたーん、たーた、たんたんとFFで金管が入ってきます。ちょっと遅れてバイオリンが入ります。金管のたん、たんに重なって木管がたーん、たーた、たんたんと入ります。このやり取りが4回続くのですが、
バイエルン盤では最初の金管のたーんを吹かせない(極弱く?)でたーた、たんたんにします。(一拍遅れてるように錯覚します。WIEN盤ではたーた、たんたんまで極弱くあるいは吹かせていません!!)そして、つづく木管をホルンの強奏にしてしまいます。
そのあとの3回は金管とホルンのやり取りになっています。

この変更によって、この部分の入りが金管ではなくバイオリンの跳躍から始まることになります。その効果は? 各人各様の感想を持つでしょうが、私には本質を捉えた変更のように感じます。バイオリンにつけたMARC SEMPRE これを書いたブルックナーの気持ちを伝えてくれるのはこの変更をしたシューリヒトのみです。
また、木管をホルンに変えることで豪快で宇宙の木霊のような雰囲気を持つにいたっています。
 

Re:バイエルン放響とのブルックナー第9

 投稿者:修理人  投稿日:2009年12月 4日(金)22時30分0秒
編集済
  thetaさま
こんばんは。もう一度聴きなおしました。
> 金管合奏の大ファンファーレが完全に1拍ずつずれるというようなモノ
私が気付いたのは、15:36頃に木管2つが、揃わずに互い違いのようになってしまっているところです。ウィーン盤では、きちんと揃っています。
金管合奏では、気づきませんでした。
そういえばorfeoの日本盤解説を、私は書いたのでした。懐かしいです。
それにしてもシャコンヌから9番のCDも出ていたのですか。私は4番だけしか持っておりません。
 

Re:バイエルン放響とのブルックナー第9

 投稿者:信一  投稿日:2009年12月 4日(金)22時28分44秒
  練習番号Fのところのことでしょうか?バイエルン盤9分21秒からの金管の扱い方、いや楽器変更を指しているのなら、ミスではなく表現です。スタジオのWIEN盤も同じように変更しています。  

Re:バイエルン放響とのブルックナー第9

 投稿者:theta  投稿日:2009年12月 4日(金)06時50分38秒
  修理人様、お返事ありがとうございます。シャコンヌ盤は、私はCDを持っておりました。LPでも出ていたのかどうかは分かりません。1990年代初めか半ばくらいに購入した記憶があります。(実は小生は現在海外在住で、どちらのディスクも手元になく、実際に比較できないのです。)3楽章のミスは、音程を外すというレベルではなく、金管合奏の大ファンファーレが完全に1泊ずつずれるというようなモノだったと記憶しております。あやふやな記憶に基づく質問で恐縮なのですが。。。ずっと不思議に思っておりましたので。  

Re:バイエルン放響とのブルックナー第9

 投稿者:修理人  投稿日:2009年12月 3日(木)23時45分27秒
  thetaさま
こんばんは。
シャコンヌのブルックナー9番って、LPでしょうか?
うーん、持っていたかどうか。
ORFEOのCDは、持っておりますが、、。
ORFEO盤を聴くと、第3楽章で金管が音を大きく外しているようがところがありましたが、それではありませんか?
 

シューリヒトの雑記帳に戻る